日々、くしやブラシを使っているときに買い替えの時期が気になったことがある人は多いと思います。くしやブラシは何年程度使えるのでしょうか。定期的に洗った方がよいのでしょうか。くしやブラシを買い替える際の目安や正しい手入れ方法について、美容師の原木佳祐さんに教えていただきました。
1年程度で買い替えを
Q.くしやブラシは何年程度使えるのでしょうか。買い替えの目安も含めて、教えてください。
原木さん「一般的なくしやブラシ類は、素材や使用頻度などによりますが、目安としては1年で交換していただくのが理想的ですね。定期的に洗浄などをすると、どんな素材であってもだんだんと劣化していきますから、そういった意味でもやはり1年程度が良いのではないかと思います」
Q.消耗したくしやブラシを使い続けた場合、髪の毛にどのような影響を与える可能性があるのでしょうか。
原木さん「くしやブラシを使用するうちに、ブラシの毛が抜けたり、プラスチックの歯が欠けたりといったことが起こります。そのまま使用してしまうと、髪をとかしているときに毛にひっかかったり、もつれてしまったりすることがあります。また、ドライヤーをかけながら髪をとかす人も多いと思うのですが、ドライヤーの熱でもやはり劣化というのは起きてしまいますね。
ブラシは髪の毛のツヤ出しという役割も持っているのですが、摩耗してくると適度な圧力がかからず分散されてしまい、ツヤを出すことも難しくなってしまいます」
Q.くしやブラシを使う際は、定期的に洗うなどのメンテナンスが必要なのでしょうか。
原木さん「ご家庭で使用する場合、1～2週間程度に一度は洗っていただくことをお勧めします。毎日ブラッシングを続けると、お風呂上がりであったとしても髪の毛や頭皮に存在する汚れや脂などが付着してしまい、ブラシの毛や歯が汚れてしまうんです。
そのため、シャンプー剤を溶かしたぬるま湯に半日ほどつけ置いていただくと、汚れがきれいに浮いてくるので、洗い流して自然乾燥していただくと、清潔な状態を維持することができますよ。特に歯の根元に汚れがたまりやすいため、根元の部分は綿棒や小さな洗浄ブラシなどで落としていただくとよりベターです」
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くしやブラシは長期間使える印象がありますが、1年程度で買い替えた方がよいということです。髪を清潔に保つためにも、「最近、髪がよく引っかかるな」「歯が欠けてるかも？」など、違和感を覚えた場合は買い替えた方がよいかもしれません。また、定期的に洗浄するのも忘れないようにしましょう。
オトナンサー編集部
