ついに始まった夏休み。学校から宿題が出ている家庭も多いと思いますが、どこまで進んでいるか気になって、何度も声をかけてしまうことはありませんか? 進捗が一目でわかる状態にしておけば、子ども自身も進めやすくなりますし、親が無駄に心配になることもなくなります。夏休みの宿題の見える化についてご紹介します。
こんにちは。名古屋在住、4人の子どもと暮らすライフオーガナイザー®︎中矢くみこです。
夏休みなどの長期休みの気掛かりのひとつといえば、学校から出される子どもの宿題ではないでしょうか? 「終わらせることができるかな……?」「漏れはないかしら?」親のほうが不安になっている人もいるのでは?
そんな親の不安を減らしつつ、子どもも楽しみながら達成感を感じられる、夏休みの宿題の片づけ方についてご紹介します。
ガミガミ言いたくない! 進捗を見える化
我が家には子どもが4人いますが、これがまたみんな宿題への向き合い方がバラバラ! コツコツやりたいタイプ、まとめてやるタイプ、好きなところから手をつけたいタイプ……と、子どもによって進め方が違うのです。
親としては宿題の進捗が気になるのでそれぞれに声をかけるのですが、親のペースで声をかけてしまうと焦ってしまったり、やる気をなくしてしまうこともありました。
そこで、夏休みに入って最初にやることが夏休みの宿題の見える化です。
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はじめに「見える化」しておくと、自分自身で「やったほうがいいな」と、おおよそでも計画を立てて宿題ができたり、「これだけ終わった!」と日々の達成感を感じることができるようです。
子どもによってやり方はさまざま
「宿題の見える化」する目的は、「終わったこと/まだのこと」がわかりやすくなること。子どもが自分でやりたいと思える方法がベストなので、それぞれの子どもにあわせながら試行錯誤を重ねました。
さまざまな方法を試した中で、共通して特に重要なのは、夏休みに入ってすぐにおこなう「宿題の全部出し」です。
紙に書き出して終わったらシールを貼る
まずは、紙に全て書き出す方法です。
低学年のころは、「(好きな)イラストを入れてほしい!」などのリクエストに応えながら、見た目にも楽しいと思える工夫をしていました。
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こちらはパソコンで作ったものですが、高学年になると「面倒だから」と自分で手書きをしたり、逆に自分でパソコンを使ってみたりと、いろいろと試していました。
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書き出す作業に慣れるまでは面倒がることもあったのですが、使っていくうちに、終わったところにシールを貼ったりすることで達成感も感じられ、気分が上がるのだそう。終わっていく様子が目に見えるので、やる気も出ていたそうです。
付箋を貼って終わったら剥がす
ただ、子どもによっては宿題を書きだす作業がやはり面倒だったようで……。
そこでもうひとつ試したのが、付箋を貼って、終わったところから剥がしていくスタイルです。「どこまで終わったのか、ドリルをみてわかるほうがいい」「付箋が減っていくとやる気がでる」ということだそう。
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全て同じ付箋でもいいですが、教科ごとに色を分けてみると、さらに進み具合がわかりやすくなります。
時間のかかる宿題は細かいステップに分ける
全部書き出す中で、ポイントがひとつあります。宿題の中でも、工作や実験など「大きな宿題」は、あらかじめいくつかの工程に分解しておくのです。
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「大きな宿題」には、材料を準備したり、調べる時間が必要だったりします。あらかじめ工程を書き出しておけば、必要なものを事前に買ったり、本を借りてくるなど、子どもだけではできないことを、親のスケジュールとすり合わせしやすくなります。
子どもが工程をわかっていないときは、できるだけ自分で考えられるようにヒントをだしてみると、次の年にも活きてきます。
付箋を貼るやり方でも、分解した工程別に付箋を書き込んでいました。
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紛失防止には専用ケースやバッグを!
これは私自身の経験なのですが、長い夏休みの間に宿題や物をなくすことが多かったんです……。家のあちこちで宿題をして、そのまま遊びタイムに突入! すると、鉛筆や下敷き、宿題があちこちに放ったらかしの状態になり、結果どこにいったのかわからなくなるという悪循環に。
そんな親の反省を活かし、「片づけるのが面倒くさい」を少しでも減らせるよう、宿題に必要なものは全て「宿題セット」としてまとめています。
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こちらは「セリア」で購入した書類ケースです。ドリルや筆箱、宿題を解く際に必要になる教科書や、コンパスなどの道具類、読書感想文を書く場合は、本や原稿用紙も入れています。毎回ざっくりと中に入れるだけなら、片づけも楽。実家への帰省、友達の家での宿題のときも、セットごと持ち歩けますよ。
まとめ
日々の宿題も大変ですが、夏休みともなると自由研究のような「大きな宿題」も出て、親のほうがヒヤヒヤしてしまいますよね。せっかくの夏休みを楽しむためにも、無駄に「宿題やったの!?」と怒るのだけは避けたいものです。
そのためにも、夏休みに入ったらすぐに宿題を全部出して、書き出しておく。この宿題の見える化があれば、子どもも親も、どこまで進んでいるかが一目瞭然。子どもたちそれぞれの宿題のやり方にあわせながら、親も進捗管理ができます。
「宿題の見える化」を取り入れて、ぜひ楽しい夏休みにしてくださいね。