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冬用タイヤ規制もいける!「オールシーズンタイヤ」やっぱりコスパ良し? いやスタッドレスにすべき? その違いとは

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あまり雪が降らない地域では、冬場にスタッドレスタイヤにするか否かが大きな悩みどころです。そこで選択肢としてあがるのがオールシーズンタイヤ。スタッドレスとはどう違うのでしょうか。

豪雪地帯以外ならコスパはいいかも

 冬の寒さが本格化してくると、たまにしか雪が降らない地域でドライバーの悩みの種になるのが、「今冬はタイヤをスタッドレスにすべきか」という問題です。迷っていたら大雪が降り、慌ててチェーンを買う必要が出てくるケースも。そうした地域で、第3の選択肢となりつつあるのがオールシーズンタイヤです。

Large 231121  all 01スノーフレークマークをつけているのがオールシーズンタイヤ(画像:ミシュランジャパン)

 オールシーズンタイヤは、夏場と冬場のタイヤの両特性を合わせもち、1年を通して使えるタイヤです。そのため、スタッドレスタイヤが得意としている圧雪された雪面やシャーベット状の路面を走行することも想定して作られています。

 本格的な雪が降るか降らないかという地域では、スタッドレスタイヤの割高感もぬぐえませんが、オールシーズンタイヤは1年を通してこれ1本で済むというのがメリット。タイヤの側面部分に「スノーフレークマーク」の表示があるオールシーズンタイヤは、高速道路上で冬用タイヤ等装着規制が実施されている場合でも走行が可能です。

 ただ、スタッドレスと同じ性能は発揮できません。

 特に凍結してツルツルになった路面では、グリップ力はかなり劣ります。JAFによると、オールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤに比べて20m以上も制動距離が延びたとのこと。これはノーマルタイヤに近い数値で、スタッドレスタイヤと同等だと過信してはいけないことを示しています。

 なお、オールシーズンタイヤでもスタッドレスタイヤのように冬用タイヤ規制は通れますが、近年、一般道や一部の高速道路で大雪時に行われることがある「チェーン規制」では、あらゆるタイヤでチェーン装備が義務となるので、そうしたところに行く場合は必ずチェーンを車内に置いておくことが大切です。

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