1.丸神の滝
photo@丸神の滝
秩父郡小鹿野町にある丸神の滝は、埼玉県で唯一日本の滝百選に選ばれた滝です◎秩父の中でも山奥の場所にあるため、3段で構成される落差76mの滝が自然そのままの状態で残されています。滝を取り囲む新緑や紅葉など、春夏秋冬の自然の美しさを堪能できます。
山奥ではあるけれども、森の中に整備されたハイキングコースを20分ほど歩けば滝に到着できます。ハイキングコースの入り口には駐車場があるので、車でのアクセスが便利です♪滝のすぐ脇にはベンチがあり、休息しながら森と滝が発するマイナスイオンを感じることができます♡
丸神の滝
2.羊山公園
photo@羊山公園
羊山公園は秩父市にある公園で、県立武甲自然公園に属しており、秩父市街地を一望することができます。武甲山をバックに、丘陵の斜面を埋め尽くす「芝桜の丘」の美しさで有名です♡全部で9種類、約40万株の芝桜が植えられており、4月中旬から5月中旬に開花し、芝桜まつりも開催されます♪
普段であれば無料で入れる羊山公園ですが、芝桜開花期間は300円の入園料がかかるのでご注意ください。秩父市街を見下ろせる「見晴らしの丘」や菖蒲園、桜の芝生広場など芝桜以外にも見どころがたくさんあります。
かつて羊山公園には、羊毛を扱う埼玉県種畜場秩父分場があり、羊山の由来になったと言われています。現在でも「ふれあい牧場」があり、日本コリデール種とサフォーク種が飼育されています。
3.美の山公園の夜景
photo@美の山公園
秩父市にある高さ581.5mの蓑山(美の山)山頂に造られた美の山公園は、埼玉県の県立公園です。 展望台からは秩父の山々やはるか彼方の日光連山までも望むことができ、夜には市街地の煌めくような夜景を堪能できます。
日本の夜景百選に選ばれたのも納得のいく光景で、さらに条件がよければ春秋の早朝には雲海が発生し、乳白色に沈む幻想的な世界が眼下に広がります♡工場の強い灯りが雲海越しに光輝き、時を忘れるような気分を味わえます。
関東の吉野山を目指したとされる美の山公園には8000本の桜が植えられ、5月にはヤマツツジも咲き誇ります。41ヘクタールの広大な敷地には、他にもイカリソウやアジサイ、紅葉など四季折々の花々が植えられており、年間を通じて美しい自然を楽しめます♪
4.尾ノ内百景氷柱
photo@尾ノ内百景氷柱
尾ノ内渓谷は秩父郡小鹿野町河原沢にある峡谷で、尾ノ内百景氷柱として知られています。毎年1月上旬から2月中旬にかけて見られるこの氷の世界は、尾ノ内沢から500mのパイプを引いて人工的に作られた周囲150m、高さ60mにもなる巨大な氷柱です♪
特に真横にある吊り橋から眺める氷柱は圧巻です。吊り橋の心地よい揺れと目の前に広がる壮大な景観に心を奪われます♡期間・曜日限定で夜のライトアップが行われ、幻想的な雰囲気に包まれます。
尾ノ内渓谷は遊歩道が整備されており、冬以外にも春は新緑、夏は滝巡りを楽しめます♪龍頭神社が渓谷への入り口となっており、神社までの道は道幅の広い国道がほとんどですが、冬期には凍結することもあるので注意が必要です。
尾ノ内百景氷柱
5.三十槌の氷柱
photo@三十槌の氷柱
秩父三大氷柱といえば、尾ノ内百景氷柱と秩父郡横瀬町にあるあしがくぼの氷柱、そしてここ秩父市大滝にある三十槌の氷柱(みそつちのつらら)です。こちらは荒川河川敷にある巨大な天然の氷柱で、高さは10m、幅は50mもあります◎他にも2つの人口氷柱があります。
三大氷柱で唯一の天然の氷柱とあって、山の岩肌からしみ出した湧き水が自然の寒さによって凍ってつくられたその神秘に魅せられます。1月中旬から2月中旬が最も美しいつららを見られる頃で、「大滝氷まつり」が開催され、夜間のライトアップも行われます♡
ライトアップの色は秩父の四季をイメージし、ピンク(羊山の芝桜)、緑(三峰山の青葉)、赤(中津渓谷の紅葉)、白(三十槌の氷柱)となっています。移り変わる色が川に映る様子はとても幻想的です♡
三十槌の氷柱
6.長瀞渓谷
photo@長瀞渓谷
秩父市長瀞町にある長瀞渓谷は、荒川上流部に約6kmにわたって続いており、国の名勝・天然記念物に指定されています。ここは世界的にも貴重な場所で地質活動を目の前で見られるとあって、多くの地質学者が集い、日本地質学発祥の地とも呼ばれています◎
特に荒川に侵食され隆起した結晶片岩が地殻変動に露出し、幅80m、長さ500mの平らでなめらかな岩畳となって広がる姿は圧巻です♡ライン下りをしながら眺められますが、カヌーやカヤック、ラフティングなどで水しぶきを浴びながら楽しむこともできます♪
岩畳の他にも、染み出した鉄分が酸化して赤くなった秩父赤壁や、虎のような模様の虎岩、明神の滝など見どころがたくさんあります。東京から電車で2時間という便の良さもあって、年間約300万人が訪れるという長瀞。水のアクティビティを楽しみながら自然の博物館に触れてみてください^^
7.巾着田
photo@巾着田
ヒガンバナの愛称で呼ばれる曼殊沙華(まんじゅしゃげ)は全国各地で見られますが、雑木林に500万本以上が咲いている光景が見られるのは大変珍しく、ここ巾着田は日本一の群生地とされています◎
高麗川は日高市内を蛇行しながら円形に近い形で流れています。その地形を利用して水田を開いたので、近くの日和田山から眺めると収穫期の稲穂は、小銭入れの巾着のような形に見え、それがこの地の名の由来となりました。
曼殊沙華が見頃になるのは9月下旬から10月上旬ごろで、曼殊沙華まつりも開催されます。深紅のじゅうたんで敷きつめられたような光景は圧巻で心を打ちます♡他にも菜の花やコスモスなど四季を通じて花々を楽しめますよ。
8.黒山三滝
撮影:Yoshitaka Masuda『黒山三滝』
日本の滝100選に選ばれた秩父の丸神の滝は絶景で有名ですが、埼玉県入間郡越生町にある黒山三滝も穴場の美しい滝として知られています。三滝川に流れ落ちる黒山三滝は、12mの男滝(おだき)、5mの女滝(めだき)、少し下流にある天狗滝で構成されています。
黒山三滝は県立黒山自然公園の中にあり、滝周辺はハイキングコースとしても人気です。コースにはたくさんのシダ類が生い茂っており、アオネカズラというシダの北限地として埼玉県天然記念物「黒山の特殊植物群」に指定されています◎
朱色の夫婦橋の後ろを激しい水しぶきを飛ばしながら流れ落ちる男滝と優雅に流れ落ちる女滝は対照的で、江戸時代から良縁を求めて人々が訪れたと言われています。日本観光百選にも選ばれ、春には新緑、秋には紅葉を楽しめます♡
黒山三滝
9.嵐山渓谷
photo@嵐山渓谷
埼玉には絶景の紅葉スポットがたくさんありますが、埼玉県比企郡嵐山町にある嵐山渓谷でも素晴らしい紅葉を楽しめます♡公園や明治神宮などの設計をした日本初の林学博士本多静六が、この場所の紅葉を見て、京都の嵐山に似ていることからその名前をつけました。
槻川の清流は、堂平山から小川町を経て嵐山町に流れます。長瀞渓谷の岩畳のようなきれいな石畳もあり新長瀞とも呼ばれています。本多静六が関東平野でまれにみる景勝地だと評したのも納得の景観です◎
嵐山渓谷
三波渓谷
photo@三羽渓谷
埼玉県の渓谷と言えば名前が挙がるのが長瀞渓谷と嵐山渓谷ですが、埼玉県比企(ひき)郡ときがわ町にも三波渓谷(さんばけいこく)があり、絶景の穴場スポットとして密かな人気を集めています♡
この渓谷には御荷鉾緑色岩(みかぶりょくしょくがん)という緑色の岩石があちらこちらにあります。この緑色の岩石が群馬県藤岡市を流れる三波川付近で採られる三波石に似ていることから、三波渓谷と名づけられたそうです。
川の水が木々と岩の緑で青緑色のように見えるのが特徴です♪三波渓谷は渓谷にしては珍しく、駐車場から坂と階段を下ってすぐの場所にあるのも便利でうれしいですね^^
三波渓谷
10.川越氷川神社
photo@川越氷川神社
川越市にある川越氷川神社は、川越駅から東武バスで約10分の立地にあり、縁結びの神様として信仰を集めています。大きな鳥居の先には小川が流れ、木々に囲まれた神聖な空間があります。本殿は江戸彫りが施されていて、江戸時代後期の彫師によって7年かけて彫られました。
川越氷川神社は古墳時代に創建され、夫婦の神様2組とそのうちの1組の子孫であり、出雲大社の縁結びの神様である大己貴命(おおむちのみこと)の5柱が祀られています。そのため、縁結びや夫婦円満を願い参拝する人々が全国から訪れています♡
photo@川越氷川神社
また夏季限定で「縁結び風鈴」が催され、回廊には参拝者の願いが書かれた色とりどりの江戸風鈴がつるされています♡その美しい光景と音色はいろいろなメディアで取り上げられ、20万人以上が訪れる人気の祭事となっています。
境内にある小川では天の川に見立てて光と灯すエリアもあり、その幻想的な光に見入ってしまいます。1日20体しか買うことのできない「縁結び玉」は、巫女が小石を拾い集め包んだ後、神職がお祓いをしたお守りで密かな人気を集めています♡
以上、埼玉で見ることのできる絶景の定番・穴場スポットを10選ご紹介しました^^ぜひ足を運んで見てくださいね♪
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