低気圧になると、肌や体の不調を感じることがありませんか? 朝から不調を感じると、その日の暮らしに影響を及ぼすこともあります。
今回は、低気圧で不調のときに使える美容の対策について紹介します。
低気圧になると、どんな不調を感じやすいのか
2018年の日本気象協会とポーラの共同研究の結果、気圧と肌や体調の関係性についてさまざまなことが明らかになりました。
不調とは、肌のくすみ、寝付きの悪さ、貧血気味、顔や足のむくみなど。
こういった不調の要因には、自律神経や内耳に関わりがあるといわれています。つまり、日頃から自律神経を整えておくことが、低気圧の不調への対策になると言えます。
自律神経を整えるには、ゆったりと湯船に浸かる、腸内環境を整える、十分な睡眠をとるなどさまざまな対策があります。
ここでは、美容でできることに限って紹介します。
自律神経を整えるために美容でできること
(1)気圧の変化をアプリでチェックする
あらかじめ気圧の変化を確認できていたら早めに対策を取ることができます。アプリを利用するのもひとつの手です。
筆者は、「頭痛―る」という、気象予報士が開発した気象病対策のアプリを使用しています。気圧の変化による体調不良が起こりそうな時間帯を確認できるほか、痛みや服薬の記録もでき、便利です。
ただし、あまりに先を予想してそれに囚われると気分が落ちてしまうこともあるので、ゆるりと参考にする、メモするといった程度の利用がおすすめです。
(2)アロマの力を借りる
筆者は先ほどのアプリをチェックして、忙しいけれど「今日もしかしたら気圧の変化で集中して仕事するのが難しいかもしれない」と感じたら、アロマの力を借りています。
筆者が愛用しているのは、nahrin(ナリン)「ハーブオイル33+7 ロールオン」(10mL/3080円)。
『奇跡のしずく』と称されるハーブオイル(33種のエッセンシャルオイルと7種のハーブエキス)にサンフラワーオイルをプラスしたロールオン。
鎮静効果があるといわれるペパーミントやラベンダーなどが含まれています。こめかみや首、肩まわりなどにクルクルと塗ると清涼感のある香りとともにスッキリとし、リフレッシュ効果も期待できます。
コスメキッチンやアマゾンなどで購入できます。リップのようなサイズなので、ポーチに入れて気軽に持ち歩くこともできます。
肌のくすみには朝のケアが大事
肌のくすみは日頃から予防の一環として、ゆったりとぬるめのお湯に浸かる、運動をする、体を温めるなど血行を促進することを心がけたいところ。
しかし、起床すると低気圧の関係で肌のくすみが気になることもあるので、そんなときは白湯など温かい飲み物を飲んで1日をスタートするのがおすすめです。できれば朝食後にはコーヒーではなく、体を温める作用が期待できる紅茶を。
スチーマーや蒸しタオルで顔を温める、ストレッチをするのがおすすめですが、忙しい朝は難しいかもしれません。
そんなときは、耳をマッサージして頭皮をブラッシングするだけでもくすみに対策に一役買ってくれます。
肌に透明感を出したいならローションパックやシートマスクをすると、水分が肌に行き渡ることでくすみケア効果が期待できます。
低気圧の際はむくみやすくもなるので、ふくらはぎをマッサージするのもおすすめです。
低気圧になると、不調を予測して憂鬱になってしまいがちですが、早めにできる対策を取って、低気圧のときも少しでも快適に自分らしく過ごせる工夫を行いましょう。