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PR TIMES主催、一人の行動が未来をつくる「Public of The Year 2024」授賞式イベントレポート

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プレスリリース配信サービス「PR TIMES」などを運営するPR TIMESは2024年12月26日、社会を動かした人物とその行動をたたえる「Public of The Year 2024」授賞式を開催しました。

■「企業・事業」「学術・文化」「芸能・スポーツ」の3部門から9組が受賞

企業・事業部門は、関根江里子さん(小杉湯 副社長、ゆあそび 代表取締役)、中田哲也さん(のと鉄道 代表取締役社長)、松田崇弥さん・文登さん(ヘラルボニー 代表取締役Co-CEO)が受賞しました。

関根さんは、都内でも有数の一等地と言える東急プラザ原宿「ハラカド」に、「小杉湯原宿」を開業。「何か社会に対してこう変えてやる、であったりとか、強く改革をするという、そういうことではなく、ただただ日々温かい湯を沸かして、いろんな皆さんが気持ちよくお風呂に入れるという、ただそのことだけが1番社会に対して柔らかく需要を伝えていける方向だと思っているので、明日からも変わらずに平和に銭湯を営業していくことに邁進していきたいと思っております」とコメントしています。

2024年元日に起きた能登半島地震で、被害も多く残るなか、わずか3カ月余りで全線再開した「のと鉄道」。沿線の学校の入学式に間に合わせるために工事を急ぎ、「社会をつなげた」活動が評価されました。

自身も被災した中で、中田さんを突き動かしたのは、多くの学生が利用する路線であることから、新年度、新学期に絶対に開通させなければという強い思い。「単に思ってるだけではなく、常に言い続けて、言い続けるものは みんなを動かす力になると思いました。今後も、この被災地を牽引する鉄道として役目を担っていきたいと思っております」と語りました。

ヘラルボニーは、toCとtoBの双方のビジネスモデル、国際アート展といったグローバルへの展開にしたことで、画期的なアートビジネスをつくり、アウトサイダー・アートを資本主義経済にうまく取り入れることを成功させました。2人の行動は、業種や産業、地域を超えて、社会を動かしています。

代理で登壇した同社の広報PR部門 シニアマネージャー 小野静香さんは「障害のあるアーティストの皆さまや、そのご家族・福祉施設の皆さまの存在なしには活動できません。この場をお借りして受賞の喜びを伝えたい」とコメントしました。

学術・文化部門には、19年ぶりの世界タイトルをもたらした囲碁棋士の一力遼さん、ウィーログ代表理事で、PADM(遠位型ミオパチー患者会)代表の織田友理子さん、絶滅動物「ニホンオオカミ」の研究者である小森日菜子さんが選ばれました。

2つ目の世界タイトルを獲得するべく、中国で対局を控える一力遼さんは「この受賞をきっかけに、囲碁にさらに興味を持ってくださる方が増えてくれたら嬉しい」とコメント。

織田友理子さんは、体の筋力が徐々に低下していく指定難病「遠位型ミオパチー」に罹患していますが、2008年に患者38人と患者会を発足させ、薬の必要性を訴えてきました。車椅子生活の当事者目線からバリアフリー情報を共有できるアプリの考案・運営もしています。「遠位型ミオパチーの治療薬が今年3月、国から承認されました。メディアを介して多くの方々に知っていただくということが非常に大切なことだと思っております」と話しました。

ニホンオオカミの剥製に着目し、自由研究を学術論文へと発展させた小森日菜子さんは、2010年9月生まれの中学二年生。「二ホンオオカミではないか」という素朴な気づきが大人たちを動かし、論文発表にまで至りました。「大好きなニホンオオカミを研究することで、こんなに素敵な賞をいただけてとても嬉しい」と小森さんはコメントしています。

芸能・スポーツ部門は、プロ車いすテニス選手で、18歳で男子車いすテニス・史上最年少のパラリンピック金メダリストとなった小田凱人さん、陸上女子やり投選手の北口榛花さん、"Bling-Bang-Bang-Born"がオリコン年間ランキング 2024の作品別売上数部門で3冠を達成したアーティストのCreepy Nutsが受賞しました。

(フォルサ)

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