年末も近づき、そろそろ大掃除を始めるにはちょうどいい時期。
家と向き合う時間が増えるので、今住んでいる家を手放して新しい家に引っ越したい、と考える人もいるのではないでしょうか。
実は、引っ越しや建築、家の契約など家にまつわることには適していない日というものがあります。
今回はそれがいつなのか、そしてその日には具体的にどういうことをするのがNGなのか紹介します。
■三隣亡にやってはいけないこと
三隣亡とは「さんりんぼう」と読み、建築関係で運勢や縁起がこの上なく悪いとされている日のことです。
この日に建築関係のことを行うと「火事が起きて三軒隣まで亡ぼす」とされています。
ちなみに12月の三隣亡は、10日・22日。2024年1月は、3日・7日・19日・31日です。
それでは、この三隣亡にやってはいけないことを具体的に見てきましょう。
◇(1)建築にまつわる行事
三隣亡は建築関係の凶日とされるので、建築にまつわる行事は避けるべきとされています。
例えば、地鎮祭や着工式、上棟式、建前、造作、引き渡し式などが当てはまります。ただし、土台の設置は問題ないともされています。
迷信とも言われますが、近所の人が気にする場合も。地鎮祭などは一生に何度もする行事ではないので、せっかくなら縁起のいい日にした方が無難でしょう。
◇(2)土地や家の契約
土地やマンションなどの建築関係の契約も、三隣亡には避けた方がいいことの1つ。
最も避けるべきなのは建築にまつわる行事とされていますが、契約も大金が動く建築関係の行事といえます。
不安な要素を少しでも取り除くためにも、心配な場合には三隣亡を避けるといいかもしれません。
◇(3)引っ越し
新築も賃貸も建築に関連する行事なので、三隣亡に引っ越しや移転は避けた方がいいでしょう。
自分が気にしていなくても、近所の人が縁起を気にして心象が悪くなる可能性も考えられます。
どうしても三隣亡以外の日で引っ越しができない場合は、近隣への引っ越しのあいさつに行くのは三隣亡を避けた日にするといいでしょう。
◇(4)入籍・結婚などの祝い事
入籍・結婚は建築に関係なさそうですが、2人で家庭を築く・新居を構えるイメージがあり、建築を連想させるので避けた方がいいかもしれません。
本人たちが気にしていなくても親族が気にする場合もあります。
また、三隣亡は仏滅などと同じく凶日。祝い事は吉日にした方がいいので、人生の転機でもある入籍・結婚は凶日を避けるのが一般的です。
□縁起の悪い日を知っておいて損はない
いかがでしたか?
何も知らず、後から「実は縁起が悪い日だった!」と後悔したり、「何かあったらどうしよう」と気にしたりしたくないものです。
また、一粒万倍日や大安などの吉日と三隣亡が被っていても、縁起を気にする人もいます。
まだ予定の調整がつくのであれば、自分以外の人にも配慮して、今回紹介した三隣亡の日も参考に、スケジュールを組んでみてくださいね。
以下では、三隣亡と吉日が被った場合の対処法についても紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
三隣亡にやってはいけないことは? 2023年の三隣亡の日一覧
(マイナビウーマン編集部)
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