早くも車両が増備されるようです。
2026年度までに車両を2編成増備へ
宇都宮市は2024年2月1日(木)、2023年8月に開業した宇都宮ライトレール「ライトライン」の利用状況や今後の取り組みなどについて明らかにしました。
宇都宮芳賀ライトレール線(画像:写真AC)。
「ライトライン」は、開業から5か月で約190万人が利用。これは当初予測を約1.2倍上回る結果とのことです。開業後、当初は運賃収受に時間がかかり、遅延が発生していましたが、乗り方の定着やICカード利用率が向上し、現在はおおむね定刻通りに運行できるようになったとしています。
開業後、「ライトライン」の視察件数は201件(約3000人)におよぶそう。全国の自治体や民間企業のほか、海外からの視察も受け入れるなど、かなり注目を集めているようです。
今後、朝ラッシュ時間帯の増便や、快速を設定するダイヤ改正が実施される予定。現在は宇都宮駅東口から芳賀・高根沢工業団地までの所要時間は48分ですが、44分に短縮する見込みです。
また、安定運行の確保、貸切運行やサイクルトレインなどの需要に対応すべく、2026年度までに車両が2編成増備される予定です。
現在、ライトラインは、黄色と黒のツートンカラーで流線形が特徴の連接低床車「HU300形」を使用。定員は国内の低床式車両で最多となる160人となっており、17編成が導入されています。