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かつて日本を焼け野原にした「B-29の発着基地」戦略価値の向上で復活!? 再び活発な動きを見せる

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2023年頃から基地機能を回復させる動きあり

 アメリカ海兵隊は2026年2月4日、海兵航空支援飛行隊171および海兵戦闘攻撃飛行隊232に所属する隊員が、北マリアナ諸島・テニアン島で前線武装・給油拠点(FARP)の設置作業を行っている様子を公開しました。

Large figure1 gallery2かつてのテニアン基地とBー29(画像:アメリカ空軍)

 今回、FARPを設置しての運用訓練は、遠征型航空能力の向上とインド太平洋地域全体の安全確保を目的とした「航空訓練再配置プログラム」の一環として行われました。

 テニアン島はアンダーセン空軍基地に近く、航空機への迅速な給油や支援が可能であることから、航空訓練再配置作戦やインド太平洋全域における戦力投射のための貴重な訓練地域となっています。

 かつてテニアン島には、戦前に日本によって「ハゴイ飛行場」として整備され、1944年7月に日本がサイパンを喪失した後は、アメリカ軍によってB-29の発着基地として使用されていた「ノースフィールド飛行場」と「ウエストフィールド飛行場」という2つの飛行場がありました。

 計6本の滑走路を有し、多数のB-29が駐機していたことで知られ、広島に原爆を投下した「エノラ・ゲイ」や、長崎に投下した「ボックスカー」の発進基地でもあります。

 しかし戦後は戦略的価値が低下し、1947年にその大型爆撃機の発進基地としての機能は停止。ノースフィールド飛行場には海兵隊が使用する老朽化した滑走路が2本残り、ウエストフィールド飛行場の跡地にはテニアン国際空港が建設され、1本の滑走路のみが使用されていました。

 ところが2023年12月、インド太平洋地域でのアメリカ軍の機動性と拠点分散能力を高めるため、同地に広大な舗装滑走路を含む大規模施設を再建する工事が開始され、現在も再建工事が進行中です。

 海兵隊はFARP設置訓練に関して「このような訓練は、海兵隊員がスキルを磨き、自由で開かれたインド太平洋の確保に重点を置いた将来の作戦を支援する準備を整える機会を提供します」と発表しており、今後の基地運用能力を事前に確認する実地テストとしての意味合いもあるようです。

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