サラサラの美しい髪になりたいと思っていても、自宅でのヘアケアはなかなか難しいもの。しかし実は、毎日のシャンプーやドライのやり方をちょっと変えるだけで、“サラサラ髪”にぐっと近づくことができるようです。今回は、現役美容師の原木佳祐さんに、正しいシャンプーとドライの方法について教えていただきました。
シャンプー前に「髪をとかす」のが重要
Q.髪の毛がパサついたり、ゴワついたりする原因は何ですか。
原木さん「主な原因は、度重なるパーマやカラーなどによるダメージの蓄積と、もともとその人が持っている生え方のクセ、そして外出時に付着したほこりや汚れなどによるものです。また、製造業や飲食業などで働く人は油分による汚れがつきやすいため、ベタつきなどの不快感を感じることも多いですね」
Q.髪の毛をサラサラにするための、シャンプーやトリートメントのコツはありますか。
原木さん「まずはシャンプー前に、手ぐしでもいいので髪をとかして、汚れや結び目のクセなどを抑えておくことが重要です。
シャンプーで洗うときは、とにかく優しく。ゴシゴシ洗ってしまうと摩擦でダメージを与えてしまうため、力をかけ過ぎないことが重要です。トリートメントは主に、ダメージが蓄積しやすい中間から毛先に塗布するようにして、根元にはあまりつけ過ぎないようにしましょう。洗い流す際はシャンプーのときと同じく、優しく根元から毛先にかけて洗い上げるときれいに仕上がります」
Q.“サラサラヘア”になれるドライの方法を教えてください。
原木さん「細かく温度設定ができるドライヤーをお持ちの人は、なるべく80度以下の熱過ぎない温度にしましょう。温度設定ができないドライヤーの場合は風量を『弱』にして、根元から風をかけていきます。
あまりドライに時間がかけられない人や、髪のダメージが特に気になるという人は、アウトバストリートメントを塗布してから乾かすのもおすすめですよ」
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誰もが、サロンに行きたての“サラサラヘア”をキープしたいもの。でも、毎日じっくりヘアケアに時間をかける暇なんてない! とお悩みの人も多いのではないでしょうか。そんな人でも、毎日のシャンプーやドライヤーで実践できる工夫があるのですね。美しい髪を目指すために、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。
オトナンサー編集部