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アーセナルの超新星、マルティネッリとは何者か? 10代にして伝説となった男の略歴

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アーセナルのガブリエウ・マルティネッリ【写真:Getty Images】
アーセナルのガブリエウ・マルティネッリ【写真:Getty Images】

昨年までブラジルの4部でプレーしていた10代の新星が、イングランドの地から世界中に驚きを提供している。その選手とは、アーセナルに所属するガブリエウ・マルティネッリだ。今季、プレミアリーグ初年度にもかかわらず、公式戦21試合に出場して10ゴールを記録。18歳ながら、瞬く間にアーセナルにとって欠かせない存在になった。つい先日まで無名だったブラジル出身のアタッカーは一体何者なのか。(文・内藤秀明)

アーセナルに加入するまで

昨年までブラジルの4部でプレーしていた10代の新星が、イングランドの地から世界中に驚きを提供している。その選手とは、アーセナルに所属するガブリエウ・マルティネッリだ。今季、プレミアリーグ初年度にもかかわらず、公式戦21試合に出場して10ゴールを記録。18歳ながら、瞬く間にアーセナルにとって欠かせない存在になった。つい先日まで無名だったブラジル出身のアタッカーは一体何者なのか。(文・内藤秀明)
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 9歳までブラジルの名門コリンチャンスのフットサルチームでプレーしていたことで基本的な足元の技術を身に着けたガブリエウ・マルティネッリは、14歳でブラジルの4部チーム、イトゥアーノに加入。カテゴリこそトップリーグではないが、既に大きな才能を見せつけていたテクニシャンは16歳でトップチームデビューを果たす。

 さすがに一般のファンにまで名前が届くレベルではなかったが、欧州のスカウト陣はその才能にはかねてから注目していた。実際、マルティネッリはマンチェスター・ユナイテッドの練習に4回も参加し、現在トップチームで存在感を放っている同い年のメイソン・グリーンウッドらとプレーしている。

 ちなみにブラジルメディア『ESPN BRAZIL』によると、練習参加した際には、ポール・ポグバやパトリス・エブラらとも記念撮影をしてもらっただけではなく、ユナイテッドの選手だったブラジル人SBラファエルの母親に、同郷の料理をごちそうしてもらったこともあるという。

 しかしユナイテッドだけでなく、バルセロナからも練習に招待されていた若者の獲得を、最終的に成功させたのはアーセナルだった。北ロンドンに拠点を構える強豪も、他のチーム同様に長年マルティネッリのことをチェックしており、数か月に一度はスカウトをブラジルに送り込んでいたほどだったという。

 一方のマルティネッリ自身も決して準備を怠らなかった。練習でハードワークするだけでなく、ピッチ外でも将来を見据えて週に二回も英語の勉強をしていたそうだ。

 南米系の選手はよくも悪くも感性でプレーし、言語を覚えないままイングランドを去る有名選手もいることを考えると、マルティネッリは非常に真面目なキャラクターであることが浮き彫りになってくる。

アーセナルでのセンセーショナルな活躍

 こうして2019年夏に、ストライカーやウイングの位置でプレー可能な才能溢れる若者がアーセナルに加入すると、プレシーズンマッチでも得点を決めるなど、持ち前のスピードやテクニック、シュートセンスを早々に見せつける。しかしその才能が本格的に輝き始めたのは、10月に行われたカラバオカップ3回戦のノッティンガムフォレスト戦だろうか。

 この日、初の公式戦スタメンを飾ったマルティネッリは、31分にクロスに飛び込んでのヘッド、91分にボックス外からのミドルシュートを決めて5-0での勝利に貢献。1週間後のヨーロッパリーグ、グループステージの第2節スタンダール・リエージュ戦でも、13分にヘッドで、16分にボックス内でこぼれ球を拾って右足で冷静に決めると、4-0での快勝にまたもや貢献する。

 18歳が2試合で4ゴール決めたことで、多くのファンにマルティネッリの才能が知れ渡った。

 しかもそれらのゴールもただのラッキーゴールというわけではない。特にヨーロッパリーグでの先制点は非常にインパクトの強いゴールだった。身体能力まかせではなく、一度CBの死角に隠れてからクロスのコースに飛び込む、老獪なストライカーのような動きで相手DFを翻弄。176cmと小柄かつ10代特有の細身の体格ながら、密集したボックス内でも全く苦にしないことを証明したのだ。

 その才能には対戦相手の名将も惜しみない賞賛のコメントを残している。同じく10月に行われたカラバオカップのリバプール戦でも、2ゴールを奪ったマルティネッリに対して、リバプールのユルゲン・クロップ監督は「18歳だが、今世紀最高の才能を持つ選手のうちの一人であり、驚くべきストライカーだ」と語った。その試合でアーセナルは5-5のスコアながら最終的にPK戦で敗れたが、改めてマルティネッリの才能が確かであることを全世界に示したのだ。

有望な若手から、欠かせない主力選手、いや伝説的な選手に

 さてその後、アーセナルが不調に陥り、ウナイ・エメリ監督が解任。フレドリック・リュングベリ暫定監督がチームの指揮をとるなど、チームが混乱していたこともあり、マルティネッリの得点ペースは停滞することになる。

 それでもマルティネッリの評価が下がることは決してなかった。苦しいチーム状況ながら、誰よりも攻守に渡ってハードワークし、スプリント能力を生かして相手の脅威になり、溢れるシュートセンスを随所に見せつけていたのだ。

 その努力が実ったのか。ミケル・アルテタ新監督の元、アーセナル内の様々な問題が解決され、ピッチ内の統制がとれはじめると、再びブラジル人の新鋭は輝き始める。

 年明けの1月19日に行われたプレミアリーグ第23節シェフィールド・ユナイテッド戦では、最終的には1-1の引き分けに終わったが、堅守を誇るブレーズ(シェフィールド・ユナイテッドの愛称)から先制点をもぎ取ることに成功。ファーに流れるクロスボールの落下地点を、トップスピードで走りながら誰よりも早く把握。相手GKの頭上を超えたボールを着実にゴールに押し込んだ。

 そして翌節の22日チェルシー戦で伝説となるゴールが生まれた。

 この試合、前半26分にダビド・ルイスが自陣ボックス内でファールを犯して一発退場&PK献上。そのPKをジョルジーニョに決められ、数的不利で先制を許すという非常に苦しい展開だった。

 そんな難しい試合で先発していたマルティネッリは、左サイドを何度も全速力で往復して、攻守ともに奮闘。最終的なスタッツでは、チームで断トツトップの26回ものスプリントを記録している。チーム内2位のサカやラカゼットのスプリント数が11回であることを考えると、マルティネッリのハードワークっぷりは一目瞭然だ。

 それだけ誰よりも走っている状態にも関わらず、試合も3分の2を過ぎた頃に、スーパーゴールが生まれる。

 63分、ウィリアンのコーナーキックをシュコドラン・ムスタフィが跳ね返すと、そのボールをマルティネッリが拾う。自陣中央の位置かドリブルをスタートすると、2タッチ目はやや流れたように見えたが、その中途半端なボールが、結果的にはエンゴロ・カンテをスリップさせた。

 ハーフウェーラインの位置で前方にはGKしかいないフリーの状態になると、背後にチェルシーの左SBエメルソンが追走するものの、そのまま独走。ボックス内までボールを運ぶと落ち着てシュートを放ち、ネットを揺らした。

 そのゴールについて、アルテタも試合後、「常に疲れているように見えたから、何度も交代を考えたよ。ただ彼は足がつったかと思うと、次の瞬間にはまた60mスプリントしているんだ」と驚きを隠さない。

 決定的な仕事を、大一番で決めるその存在感たるや。この瞬間、マルティネッリは10代ながら既にアーセナルの伝説になった。

今後のマルティネッリ

 さて当のチェルシー戦は最終的に2-2で終わり勝利できたわけではないが、不屈の精神をマルティネッリを始め多くの選手たちが見せたこともあり、ファンは結果に満足しているようだ。チームの状態は間違いなく上向き傾向だ。

 それでいて今のアーセナルの監督はアルテタだ。ペップ・グアルディオラの下でアシスタントコーチを務めていたこともあり、サッカーの指導面については折り紙つき。

 そんな監督の下で、サッカーIQが非常に高く、練習熱心なマルティネッリが今後も成長していくことは間違いないだろう。既に、足元の技術も身体能力も高く、シュートセンスもあり、それでいてピッチ外でも真面目と、ケチのつけようがないほどに完成度が高い選手だが、だからこそ今後どう成長していくか注目していきたい。

 順当にいけばワールドクラスの選手になることは間違いないだろうが、フットボールの世界では何が起こるかわからない怖さもある。例えば怪我だ。既にチームには欠かせない選手なので、全試合起用していきたいところだろうが、体はまだ10代だ。無理をさせて怪我だけはさせないよう、大切に起用していきたいところでもある。特にプレミアリーグはぶつかり合いが激しいリーグ。これまでも何度もずば抜けた才能が怪我で苦しんできた姿を見てきている。そこだけは気を付けたいところだ。

 いずれにしても能力の高さは間違いない。今後、成長していくアーセナルで、旗頭になれるトップクラスの才能を持つ選手なのだ。

(文・内藤秀明)

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