あくまでも人道支援。
遠隔操作可能の地雷除去車の購入資金を援助
スロバキア政府がウクライナに向けて「ボゼナ4」地雷除去車2台を購入するための資金を提供することが2023年11月14日、同国のジュラジ・ブラナール外務相の発言で明らかとなりました。
「ボゼナ4」(画像:Verosaurus<CC BY-SA 4.0>)。
同国では政権交代が起こり、新首相となったロベルト・フィツォ氏は10月26日に、ウクライナ向けの軍事支援停止の方針を正式表明しています。
しかし人道支援に関しては継続すると述べており、今回の地雷除去車への資金援助はその人道支援の一環としています。「ボゼナ4」はスロバキアのウェイ工業製で、これまでもウクライナに新型の「ボゼナ5」と合わせ10台を提供しています。
装甲キャビンから遠隔操作できるのが特徴で、回転装置に装備されたチェーンを回転させることで、地雷原の対人地雷を除去することができます。なお新型の「ボゼナ5」は、対戦車地雷にも対応しています。
納入は2024年の早いうちを予定しており、ブラナール外務相は「来年の始め頃にはへルソン州にいるだろう」と話したようです。