JR九州が、博多~宮崎空港間を運転する特急を大分で乗り継ぐ場合の料金通算特例を廃止します。
2025年4月1日発売分から適用
JR九州は2024年12月11日、来春の運賃・料金改定にあわせて割引きっぷの価格を見直すとともに、日豊本線の大分で特急列車を乗り継ぐ場合に料金を通算する特例を廃止すると発表しました。
特急「ソニック」に使われている885系電車(画像:写真AC)。
この特例は、博多~宮崎空港間を走る特急列車が対象です。特急料金は列車ごとに計算するのが原則ですが、例えば、博多から宮崎まで特急「ソニック」と特急「にちりん」を乗り継いで旅行する場合は、通しの特急料金で計算できます。
博多・小倉発着の「にちりん」が大分発着に短縮されたことで設けられたルールでしたが、2025年4月1日発売分からこの通算特例が廃止されます。
博多~宮崎間を利用する場合、現在の特急料金(普通車指定席・通常期)は3130円です。これが2025年4月以降は、博多~大分間2730円と、大分~宮崎間2930円でそれぞれ計算されます。合わせると5660円で、2530円値上がりすることになります。
小倉~延岡間だと、現行2930円が、特例廃止後は1730円アップの4660円(2330円+2330円)になります。