油をほとんど使用せずに、ヘルシーな調理ができる「エアフライヤー」。誰もが知る調理器具ですが、その活用方法は意外と知られていないかもしれません。今回はアメリカ発の会員制大型倉庫店「コストコ」で買える「デジタルエアフライヤー」を使って、その魅力を詳しくご紹介したいと思います。
コストコ歴17年目に突入したmarronroyです。初期は尼崎倉庫店、現在は神戸倉庫店に通うヘビーユーザー、コストコ商品を実際に使って食べてリアルな感想をお伝えしています。
今回はコストコで購入できる、時短調理に大活躍するエアフライヤーをご紹介します。
エアフライヤーって何?
2010年、オランダの大手メーカー「フィリップス」が開発した「ノンフライヤー」は、庫内に熱風を循環させて一気に食材を加熱調理する、別名「エアフライヤー」と呼ばれるキッチン家電です。日本では2013年に発売が開始されて以来、今ではさまざまな種類が販売されています。
コストコで取り扱われているのはGOURMIAの「デジタルエアフライヤー」。人気商品のひとつとなっています。
油を使わずに揚げ物ができるだけでなく、グリル・ベイク・ロースト機能も兼ね備えたマルチな調理器具なんですよ。
GOURMIA「デジタルエアフライヤー」
現在コストコで購入できる「デジタルエアフライヤー」は、6.6Lの大容量サイズ。アメリカ生まれのGOURMIA(グルミア)というメーカー商品です。
本体には食材を入れる調理バスケット以外に、クリスパートレー(底敷き)や多目的ラック、マニュアルやレシピ本なども付属しているので、初めてでも迷うことなく使用できます。
しかも、フロント上部にあるタッチパネルで操作は完了! 好みの調理内容が簡単に選択できるようになっています。
加熱調理の必須項目でもある予熱機能やかき混ぜ機能もついているので、とても便利ですよ。
商品概要
■品名:デジタルエアフライヤーGAF798
■容量:7クオート(6.6L)
■定格電圧:100V 50/60Hz
■消費電力:1400W
■外形サイズ:H35.5cm×W27cm×D28cm(取手含まず)
■参考価格:6,480円(2024年1月現在)
大容量ということもあり、サイズは大きめ。使用時に背面から熱風が出てくることもあり、購入する前に必ず設置場所を考えておきましょう。
さまざまな調理ができる「エアフライヤー」ですが、熱源は上部のみ。オーブントースターのように上下にはついていません。それでも、全方向(360°)からの熱風で調理をしてくれます。
基本的に油をあまり使用しないため庫内が汚れることは少なく、お手入れが楽にできる点も大きな魅力となっています。
便利な機能
切り替えが可能なプログラムは2種類、調理方法は全部で10種類あります。
●エアフライヤープログラム(エアフライ・フライドポテト・鶏肉調理・ベーコン・温め直し)
●調理プログラム(パン・製菓・ロースト・あぶり焼き・ドライ調理・保温)
予熱の有無と温度調節は必要となっていますが、基本は作りたい料理に合わせてタッチするだけなので、操作はとても簡単です。
注意点
便利ですが注意点もあります。
まず、余熱が終了するとお知らせブザーは鳴るものの、一般的なオーブンのように予熱状態での待機はなく、すぐに調理カウントがスタートします。そのため予熱完了と同時に食材を入れなければ、いつの間にか空のまま調理が完了してしまう事態に。
そしてもうひとつ。レシピ本を参考することはできるものの、実際に作っている料理の調理時間は自分で考えなければいけないこと。慣れるまでは焼きすぎてしまったり、逆に火の通りが甘いことがあるかもしれません。
デジタルエアフライヤー活用法
それでは、実際にメインとなる「エアフライモード」を使って、手間要らずだな〜と思った料理をいくつかご紹介しますね。
ベイクドポテト
200℃設定、予熱なしで10分加熱。グリル使用時のおよそ半分の時間で完了です! 焦げ具合とホクホク食感がたまりません。
焼き芋
200℃設定、予熱なしで40分加熱。太めでも50分加熱すれば、しっとり甘い焼き芋が完成します。アルミホイルに包む必要もなく、洗ったさつまいもを投入するだけと簡単です。
から揚げ
本来揚げる料理については「エアフライ」らしく仕上がるので、油分はカットできたからと納得しましょう。
200℃設定、予熱ありで8分加熱しました。少しわかりにくいですが、左上から時計回りに、下味のみ・下味&片栗粉・表面に片栗粉をまぶしたものと、粉の有無やつけ方も変えてみました。
表面の仕上がりに違いはあったものの、中はほぼ変わらず。どれもふっくらジューシーに仕上がりましたよ。
冷凍きのこソテー
180℃設定、予熱ありで5分加熱。最小限の油だけで簡単に作れます。
ピザ
190℃設定、予熱ありで6分加熱。冷凍したコストコの巨大ピザも、あっという間にこんがり焼けます。クラストの底部分は、まるでピザ釜で焼いたようなサクッと食感になるんですよ。
まとめ
360°で調理をしてくれる「デジタルフライヤー」は、とにかく食材を放り込むだけで調理が完了する便利な商品です。調理中の管理はほぼ必要なく、家事の同時進行も可能。焦げつき防止加工も施してあるので、お手入れも楽にできます。
設置スペースがあるなら、ぜひ使ってみてください。忙しい人には特にオススメですよ〜。