利用者数70万人の生理・PMS*の共有アプリ「ケアミー」を運営するヘルスアンドライツは、20〜40代の女性300名を対象に「年末年始に婦人科に行けず困った経験」に関する調査を実施しました。
(*)PMS(月経前症候群)とは、女性ホルモンの変動などの影響で、生理前3〜10日間に表れ、生理が始まると治まる精神的、身体的症状のことを指します。抑うつや不安、イライラなどの精神的症状や、頭痛や腰痛などの身体的症状が代表的です。
■婦人科に行けず困った症状、最多は「生理痛」に
医療機関が休診となることが多い年末年始、多くの女性が婦人科に相談できず困った経験を抱えています。今回、実施された調査によると、婦人科に行けず困った症状として最も多かったのは「生理痛」でした。
その他にも、「不正出血」「経血が多すぎる」「生理不順」など、普段とは異なる生理の症状に不安を感じたケースが目立ちました。
■婦人科に行けず困った時は? 半数がネットで検索
困った際に「症状についてインターネットで調べた」と回答した人が、52.1%と最も多い結果となりました。
しかし、「インターネットで調べても不安を解消できなかった」という声も寄せられ、正確で信頼できる情報へのアクセスが課題であることが浮き彫りになりました。
◇【エピソード】
・専門用語が多くて理解できなかった(23歳)
・症状について調べてみたが、情報が多すぎて逆に混乱した。結局どれが正しいのかわからず、不安が増した(33歳)
・検索したら深刻な病気の可能性があると書かれていてパニックに。年末年始は病院にも行けず、誰にも相談できなくて本当に困った(38歳)
一方で、「症状を我慢した」(14.6%)、「何もしなかった」(14.6%)といった回答も目立ちました。年末年始は医療機関の休診が多く、女性が身体の不調に気づいても相談先が限られる時期です。
寄せられたエピソードからは、多くの女性が適切な情報にアクセスできず、不安や不調を抱えたまま過ごした経験があることがわかりました。
◇【エピソード】
・症状の緊急性がわからず、救急外来を受診するべきかどうか迷った(26歳)
・医療機関に行けないことで、自分の症状が悪化するのではと不安だった(31歳)
・そのうち治るだろうと思い放置していたが、不安な気持ちは消えず、お正月の間も気が休まらなかった(42歳)
■調査概要
「年末年始に婦人科に行けず困った経験」に関する調査
調査対象者:20〜40代女性300名
調査期間:2025年1月6日
調査方法:インターネット調査
※生理・PMSの共有アプリ『ケアミー』調べ
(エボル)