前面展望も!
量産先行車の新製に向けた詳細設計を実施へ
JR東海は2024年度の重点施策と関連設備を発表。新型特急車両385系の量産先行車の新製に向けた詳細設計などを盛り込みました。
特急「しなの」で活躍している383系(画像:写真AC)。
385系は、名古屋駅と長野駅を結ぶ特急「しなの」で活躍している383系の後継車両です。量産先行車は2026年度に1編成(8両)が完成し、走行試験を約1年間行った上で、量産車が2029年度頃に投入される見込みです。
385系は、次世代振子制御を採用することが特徴。現在の383系では、雨天による滑走などで振子傾斜の開始位置がずれて乗り心地が悪化することがありますが、新型車両ではジャイロセンサによってカーブの開始位置をより正確に検知できるようになるため、乗り心地が向上します。
先頭車では前面展望を確保するほか、中央本線に投入された315系通勤形電車と車体長・ドア位置を統一し、開口幅の狭いホーム可動柵を設置できるようにする予定です。