■今回のお悩み「投資って何がいいの? 貯金だけではダメ?」
最近、私の周りでも投資を始める人が多いけど、損をするイメージがあるからやっぱり怖い……。それでも投資をする理由って? 投資のメリットについて詳しく知りたい!
ばなお
■預貯金だけではダメな時代
バブル期真っただ中の頃は、金利が5%以上あったので、銀行に預けておくだけでもお金が増える時代でした。
でも今は残念ながら金利は1%にも満たず、預貯金だけでお金を増やすことはできません。むしろ手数料のかかるATMで出金をしていたらマイナスになることも。
それでも、お給料をたくさんもらえて、老後の年金も十分保証されているのであれば問題ないのですが、そうはいかないですよね……。
そこで、足りない分を少しでも埋めるために“投資”が役立ちます。
投資というと「難しそう」というイメージがある方も多いと思います。でも、分かりやすく言えば、貯金が「お金を眠らせておく」のに対して、投資は「お金に働いてもらう」ということ。
共働きは、ダブルインカムになるので経済的に余裕が生まれたり、安定感が増したりといった点が魅力ですが、考えようによっては「自分自身」と「自分のお金」がダブルで働けば自分一人でもダブルインカムを実現できます。
こうして、収入の入口を増やすことができるのが投資のメリットです。
もし病気や失業で自分のメインとなる収入源を失ってしまった時でも、投資による収入があると安心ですよね。もちろん最初は大きな額を得ることは難しいかもしれないですけれど、少しでも備えがあると安心感が違いますよね。
不安定な時代だからこそ投資は意味があるのだと思います。
■投資のメリットとデメリット
でも投資には「元本が保証されない」というデメリットもあります。景気が悪くなるなど経済の変化によって値動きがあり、それによって投資元本を割り込んでしまうことがあります。
極端な話、「1円でも元本が減るのが嫌!」という人は、投資をしない方がいいかもしれません。
リスクはあるけれども、その分、お金が預貯金よりも大きく増えるかもしれない、というのが投資の魅力。仕組みはもちろん、こうしたリスクとリターンを分かったうえで始めることが大事です。
■貯金と投資を使い分けるのがおすすめ
貯金と投資は、「どちらがよい」という話ではなく、それぞれのメリット、デメリットがあります。ですから両方を使い分けることで「いいところ取り」をするのがおすすめです。
日々の生活費はもちろん、1〜2年以内に使う予定のあるお金や、減ってしまうと絶対に困るお金は預貯金に預け、一方で老後の資金のような長期でコツコツと準備するお金は時間を味方につけて投資で増やす。そんなふうに使い分けるのがポイントと言えるかもしれません。
■今回のポイント
・投資によって一人でもダブルインカムが可能に
・1円でも減るのが嫌な人には向いていない
・貯金と投資を上手に使い分けるのがおすすめ
投資はお金を持っている人が勉強してやるっていうイメージがあって、なかなか身近に感じることができなかったのですが、ダブルインカムを一人で実現できるっていう感覚はすごく新鮮で、イメージがしやすくなりました! 自分でもやってみようと思います。
(監修:大竹のり子、文・編集:マイナビウーマン編集部)