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「血糖値下がった」の情報も…「ルイボスティー」飲んではいけない人の“特徴”とは?【糖尿病専門医が解説】

オトナンサー

美容・健康

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 ルイボスティーを飲むときの注意点は?
ルイボスティーを飲むときの注意点は?

 近年、健康効果があるとして注目されているのがルイボスティーです。SNS上では「ルイボスティー大好き」「ルイボスティーを飲んだら便秘が解消した」「ルイボスティーで血糖値が下がった」という内容の声が上がっています。

 ルイボスティーを飲むと血糖値が下がるのは本当なのでしょうか。ルイボスティーを飲むメリットや、飲むのを控えた方がよい人の特徴について、「eatLIFEクリニック」(横浜市旭区)院長で、内科医・糖尿病専門医の市原由美江さんが解説します。

ルイボスティーはポリフェノールが豊富

 ルイボスティーは抗酸化作用のあるポリフェノールのほか、カリウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含んでいます。そのため、ルイボスティーを飲むと便通が良くなったり、むくみが取れたりするなどの効果が期待できます。

 SNS上では「ルイボスティーで血糖値が下がった」という内容の情報が散見されますが、ルイボスティーの摂取後に血糖値が下がったというデータが出ているのはマウスやラットであり、人間が摂取した場合の効果は分かっていません。そのため、ルイボスティーを飲むと血糖値が下がるとは言い切れないのが現状です。

 なお、持病や体質の関係でルイボルティーを飲むのを避けた方がよい人がいるので、注意が必要です。例えば、腎臓の機能が低下して、正常に働かない状態である「腎不全」の人がルイボスティーを飲んだ場合、ミネラルが排出されにくくなるため、体内のミネラルバランスが崩れる可能性があります。腎不全で治療中の人は飲むのを控えるか、主治医に一度相談してください。

 また、妊娠後期の女性がルイボスティーを飲み過ぎると、ポリフェノールの影響で、胎児期に動脈管が通常よりも早く収縮または閉鎖する「胎児動脈管早期収縮」が胎児に生じる可能性があるといわれています。妊娠後期の女性がルイボスティーを飲む際は1日1~2杯にとどめておくとよいでしょう。

 ルイボスティーはノンカフェインで、先述のようにポリフェノールやミネラルが豊富なので、多くの人にとって健康効果が高い飲み物と言えます。ぜひ積極的に飲んでみてはいかがでしょうか。

オトナンサー編集部

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