現在配信・放送中の連続ドラマ「マイラブ・マイベイカー」で主演を務める女優の本仮屋ユイカさん。同作は、小岩美々子(本仮屋さん)が店長を務める、先代から継いだベーカリーミミィに、北薫(飯島寛騎さん)が新人アルバイトとして入店、貴重な男性スタッフとして欠かせない存在になりますが、元シェフの北には秘密があり…コミック「マイベイカー」のドラマ化です。
オトナンサー編集部では、本仮屋さんにインタビューを実施。原作の感想やパン屋さんの思い出、リフレッシュにしていることなどを聞きました。
こんなにかわいい人を演じていいのかと…
Q.原作の感想をお願いします。
本仮屋さん(以下敬称略)「すごく温かい作品で、登場人物がかわいくて、パンがおいしそうで、なんてすてきな世界だろうと思いました。また、美々子が魅力的でこんなに一生懸命で周りの人に愛されていて、こんなにかわいい人を私が演じていいのかと思いました(笑)」
Q.美々子と似ているところはありましたか。
本仮屋「小さいときからパンが好きで、パン屋になりたくてなれた人です。私も小さいときから芸能界に憧れていて、その憧れていた世界で今も仕事ができています。共通点は憧れを仕事にできているところです。そこがキャラクターの軸だと思ったので、仕事に対する熱量を丁寧に演じようと思いました」
Q.キャラクターは原作に寄せたのでしょうか。
本仮屋「パンをうまく作れるようにしようと思っていました。事前に練習する日を頂いたのですが、すぐにはうまくできません。でも、パン作りを練習することで美々子に近づこうと思い、取り組みました」
Q.これまでにパン作りをしたことはありますか。
本仮屋「大学のとき、友達のお母さんがパン作りが好きで習ったことはありました。でも、自分がパン職人の役を演じるとは思っていませんでした。撮影でお借りしたパン屋さんのご主人がパン教室もされていたので、パン作りなどを教えてもらいました。教え方がソフトで、分からないことがあったら何でも質問してと言ってくれました。そのかいあって、後半はパン作りがとてもうまくなっていたと思います」
Q.「パン屋さん」に関する思い出は。
本仮屋「中学校の職業体験でパン屋さんに行きました。そのお店のコロッケパンが大好きで週末、よく買いに行っていました。いろいろなお店がある中で、このパン屋さんで働きたいと言ってそのお店で体験しました。そのときはパンを並べたり、トレーを拭いたり、会計を担当したりしました」
Q.美々子はパンにこだわりを持っていますが、本仮屋さんがこだわるものはありますか。
本仮屋「私は日常生活の中でもこだわる人間で、さゆを持ち歩いているんですが少し熱いものが好きです。今、座布団を敷いているんですが、敷かないと落ち着きません。小さなこだわりがいっぱいある人間です」
Q.普段、リフレッシュにしていることを教えてください。
本仮屋「ステイホーム期間中、散歩や緑の大切さを考えました。もともと、大きい公園は好きでしたが、期間中、よく散歩に行くようになりました。YouTubeの撮影を自分でしているので、うまくいかないことはよくあります。半日かけて撮ったものがボツになったとき、気分転換に公園にお茶やお菓子を持っていってぼんやりするのがリフレッシュだったりします」
Q.今作での挑戦を教えてください。
本仮屋「パン作りはもちろんですが、今回は『頑張らないこと』でした。現場に入れることがうれしくて、気合を入れすぎて空回りするタイプなので、とにかく頑張らず、力を抜けるところはできるだけ抜いて、頼れるところは頼るようにしました。その方がみんなと仲良くなるのが早く、相手に心を開くまで時間がかからなかったり、いいことが多かったです」
ドラマ「マイラブ・マイベイカー」はひかりTVで配信中。カンテレ、メ~テレ、テレビ神奈川で放送中。
撮影:齋藤さおり
ヘアメーク:平林輝之(Allure)
スタイリング:ナカイマサコ
オトナンサー編集部