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「弁当の食中毒」4月から要注意? 菌の繁殖抑える“意外な調味料”と残り物感消す裏技とは【管理栄養士が解説】

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美容・健康

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手作り弁当による食中毒を防ぐ方法とは
手作り弁当による食中毒を防ぐ方法とは

手作り弁当による食中毒を防ぐ方法とは手作り弁当による食中毒を防ぐ方法とは

 弁当作りは、献立、栄養バランス、彩り、衛生、調理時間など、多くの面で苦労が絶えません。特に4月に入り気温が上がってくると、「食中毒」も心配です。

 毎朝の「時間との戦い」の中で、満足できる弁当を作るにはどうすればよいのでしょうか。食中毒を予防する基本的な弁当の詰め方や、視覚だけでも満足できる食材の選び方、さらに、気分が上がる「前日メニュー」のアレンジ方法などについて、管理栄養士の松田加奈さんに聞きました。

食中毒の菌が最も繁殖しやすい温度は30~40度

Q.春は気温が上がるため、弁当の「食中毒」が心配です。梅干し以外で、味を損なわずに「菌の繁殖を抑える効果」が期待できる身近な調味料や食材、詰め方のコツについて、教えてください。

松田さん「そもそも、『梅干し』が食中毒予防に効く理由は、主成分の『クエン酸』にあります。クエン酸は比較的強い酸で、殺菌作用を持っています。弁当に梅干しを入れると傷みにくくなるのは、このためです。

酢の主成分『酢酸』にも強い殺菌作用があります。『酢の物』をおかずに入れるのも効果的ですが、『お米2合につき、カレースプーン1杯の酢』を加えて炊くのが簡単でお勧めです。酢の香りが気になる場合は、酢を染み込ませたキッチンペーパーでお弁当箱の内側を拭いてから詰めましょう。

『カレー粉』には、防腐効果、殺菌効果が期待できるスパイスが含まれています。調理の仕上げにかけるのではなく、具材としっかり炒め合わせるようにして使いましょう。

私がデイサービスで働いていた時は、抗菌、殺菌作用を持つ『大葉』や『ワサビ』、『和辛子』を使ったあえ物を作っていました。食材の詰め方のコツは、次の4つです」

・しっかり加熱する
「生焼け」「半熟」は、菌が繁殖する原因です。食中毒菌を死滅させるために、肉、魚、卵は、中までしっかり火を通すようにしましょう

・しっかり冷ます
温かい状態で弁当箱に詰めると、水分が出て食べ物が傷みやすくなります。白米もおかずも、しっかり冷ましてから詰めましょう

・冷めてからふたをする
温かいうちにふたをすると、湯気でふたに水滴がついて、菌が増えやすくなってしまいます。白米やおかずが完全に冷めてから、ふたをしましょう

・水分を残さない
水分は菌が繁殖する原因になります。煮物を入れる場合は、かつお節を混ぜ込んで水気を吸わせましょう。また、仕切りとしてレタスなどを使うのも避けた方が無難です。市販されている弁当用のカップやバラン、抗菌シートを活用しましょう

 なお、食中毒の菌が最も繁殖しやすい温度は、30~40度といわれています。食べる直前まで冷蔵庫に入れられない場合は、自然解凍ができる冷凍食品を保冷剤代わりに詰めたり、スープジャーに「熱々」の状態のおかずを詰めたりするとよいですね。

Q.茶色くなりがちな弁当を簡単に彩り豊かにするには「赤、黄、緑」の食材を入れるのがよいといわれていますが、本当なのでしょうか。冷蔵庫から出すだけで隙間を埋められる便利な食材はありますか。

松田さん「そもそも、人間の脳には、彩りがよい食事を『豪華な食事』と認定する性質があります。豪華でおいしい食事は、セロトニンのような『幸せホルモン』の分泌を促して、幸福感を得やすくします。また、少量の食事でも満足を得られるため、『赤、黄、緑』をそろえればダイエットに効果的です。

栄養の上でも、3色そろえることは理にかなっています。例えば、赤色は、リコピンやビタミンAを、黄色は、ビタミンCや、強い抗酸化作用を持つカロテノイド『ルテイン』を、緑色は、食物繊維などを摂取しやすくなります。

具体的な食材としては、『カニカマ』『しば漬け』『梅干し』『ゆで卵』『キャンディーチーズ』『コーン』『ブロッコリー』、あとは保冷剤の代わりになる『冷凍枝豆』などです。

おかずを作り置きするなら、赤と黄、それぞれのパプリカを浅漬けの素に漬け込むだけの『簡単マリネ』がお勧めです。キュウリを加えると、さらに彩りがアップします」

Q.前日の残り物を入れる際に、栄養価を損なわず、かつ「残り物感」を出さないコツはありますか。

松田さん「前の晩のおかずも、かつお節や白ごま、刻みノリであえると『残り物感』が和らぎます。

『味変アレンジ』としては、肉じゃがを潰して『コロッケ』に、野菜炒めを卵で包んで『オムレツ』にする方法があります。私の周りで特に好評なのが、『春巻きアレンジ』です。ポテトサラダにチーズを入れて、春巻きの皮で包んで揚げるととてもおいしいですよ。

もちろん、肉じゃがや野菜炒めをそのまま春巻きの具にしてもよいですし、カボチャの煮物を包めば、全く別の料理として楽しむことができます。そのほか、時間がたつと『しんなり』してしまう『唐揚げ』は、ケチャップで甘酢ソースを、唐辛子やトウバンジャンでピリ辛ソースを作ってあえると、おいしく食べられます」

* * *

 忙しい朝の時間も、これなら最強のお弁当が作れそうです。食中毒を防ぐ調理のコツと、視覚と味覚を満足させる食材を、ぜひ取り入れてみてください。

オトナンサー編集部

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