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恋したいアラサー女子、大共感! 知らないうちに抱えてしまう“マッチングアプリのストレス”【ペアーズコンシェルジュ座談会】

マイナビウーマン

ビジネス

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今や芸能人もプライベートで使うほど、出会いの定番となったマッチングアプリですが、恋愛だけでなく結婚相手を探すために登録する人の数も増えているようです。

どんどん身近な存在になってきたマッチングアプリですが、どんな人との出会いがあるのか、婚活で使った場合のことなど、実際登録してみないと分からないこともたくさんあります。それに活動を始めると、休日が「マッチングアプリ尽くし」になるイメージも……。

マッチングアプリでの活動は、世の中に浸透した今も大変なのでしょうか。そんな疑問を解決するべく、今回は“マッチングアプリ婚活のプロ”と、マイナビウーマンが座談会を開催。結婚相談所の勤務経験があり、現在はマッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」で恋愛ゼミなどのセミナーを担当するペアーズコンシェルジュのおふたりに、今のマッチングアプリのこと、マッチングアプリ婚活のアレコレを教えてもらっちゃいました!

■婚活のプロが考える「マッチングアプリ恋愛の難しさ」

<座談会メンバー>

野見山さん 活動開始からわずか3カ月で、10歳以上年の差アプリ婚をした1児の母。結婚相談所でのサポート経験も豊富で、「頑張っている人はみんなすてき!」がモットー。

佐々木さん ウェディングプランナーを経て、結婚相談所では多くの方を成婚に導いた“コミュ力の伝道師”。結婚式場での勤務経験もあり、出会いから結婚までトータルサポートできることが強み。行動心理士資格を保有。

聞き手 マッチングアプリで迷走しながらも、昨年結婚したライター・ミクニシオリ。

――おふたりは現在、マッチングアプリ「ペアーズ」でペアーズコンシェルジュのお仕事をされているんですよね。具体的にはどんな活動を行っているんですか?

佐々木 私たちは2人とも以前に結婚相談所での勤務経験がありまして、ペアーズを運営するエウレカに入社した当時は「Pairsコンシェルジュ」という恋活・婚活に関するアドバイスを有料で提供するサービスで、ユーザー様の活動のサポートを行っておりました。そのオプションサービスは昨年終了しましたが、現在はペアーズが連携する全国の自治体や企業コラボで行われる恋活・婚活関連のセミナーの「ペアーズ恋愛ゼミ」で登壇したり「ペアーズTV」という公式YouTubeチャンネルなどで、ユーザー様等に役立つ情報を発信しています。

――おふたりとも結婚相談所での勤務経験があるとのことですが、マッチングアプリと結婚相談所だと、会員層も違うんですか?

野見山 結婚相談所と大きく違うのは、ユーザー様によって結婚や活動への熱量が大きく異なることですね。結婚相談所に入会される方は「なるべく早く結婚したい」と思っている人ばかりですが、マッチングアプリの場合はお友達から交際に発展していきたい方や、好みのタイプの人を見つけたい方など、利用の目的がそれぞれ違いますね。

――カジュアルに活動を始められるのは、マッチングアプリならではのメリットでもありますよね。

佐々木 結婚相談所は入会や成婚時に料金がかかる場合がほとんどですが、マッチングアプリは月額利用料のみ(女性は基本料金無料、オプションは有料)で活動できるのは、大きなメリットですね。ペアーズコンシェルジュとしては恋活や婚活に対するさまざまな価値観や考え方を持っている会員の方々に配慮をしています。時代の変化もあり、退会=成婚とも限らないですし、恋愛のスピード感もそれぞれなので、利用されるお客様の層の幅はかなり広がっています。

野見山 初めて彼氏を作りたいと思ったという方から、10年以上マッチングアプリを続けてきたという方まで、登録されている方々の恋愛経験もさまざまです。

――おふたりの目から見て、マッチングアプリ恋愛の難しいポイントはどんなところだと思いますか?

野見山 まず、モチベーションを保つのが難しいというお悩みを相談されることが多いですね。プロフィール上ではいい人そうに見えた異性が、実際デートに行ってみると想像と違っていて、ざんねんな思いをして気持ちが落ちてしまう。

佐々木 会ってみないとどんな人か分からないのは結婚相談所でも同じなのですが、加えてマッチングアプリには決められたルールがないことが、ストレスにつながる場合もあるようです。結婚相談所では、初回デート前に連絡は取れず、お見合いで初めて顔を合わせ、仮交際期間は3カ月間などのルールが設定されていますが、マッチングアプリでは明確な決まりはなく、ご自身でデートを調整し、お相手との関係性を積み上げていかねばなりません。

――逆に1回目のデートで告白されたとか、先にあいまいな関係になってしまって相手に聞けずにいる……といった相談を友人に持ちかけられることもありますね。

佐々木 自由度が高い分、お互いに積極的に行動・発言していかないと、ふんわりした関係で終わってしまうことも多いです。ペアーズではアプリ内で使える「音声通話・ビデオ通話」などの機能もあるので、デートの前に会話の雰囲気を確かめたり、デートの時にも大切なことははっきり自分の口で伝えるようにしたりするなど、工夫は必要ですね。

――でも、初対面の人に結婚や価値観の話をするのって、ちょっと重いような気も……。

佐々木 そこがマッチングアプリの難しいところなんですよね。結婚を本気で考えてアプリを使っているやっている方からすると、価値観の話はとても重要なことなので、会話して当然と考える方もいます。だけど、まだ結婚を意識していない方からすると、いきなり重たい話ですよね。相手の価値観を知る以前に「重いかどうか」を考えて会話するのは難しいですし、かといって気を使いすぎると、重要なことを何も知らないままに交際がスタートしてしまう場合もあります。

――うっ、たしかに……身に覚えしかないです(笑)。初対面だからこそ気を使うべきとも言えるけど、何も知らない相手だからこそ、お互いオープンに情報や本当の気持ちを伝えるべきでもありますよね。

佐々木 相手に本当の気持ちを明かすことにハードルを感じる方もいると思いますが、オープンにしなくても、ペアーズでは「本音マッチ」という機能を提供しています。金銭感覚や家族観などプロフィールに書きにくい本音の条件や価値観でマッチングできる機能で、16個の本音の項目から最大3つの回答(二択)をペアーズにだけ伝え、その非公開の本音をAIが分析し、相性の良い相手を毎日10人までおすすめしてくれます。

■一人で活動しているからこそ陥る「マッチングアプリ疲れ」の本質

――マッチングアプリって自由だし気楽だけど、気楽だからこその難しさもあるんですね。

佐々木 結婚したいと思って登録した方も、結婚そのものにフォーカスできていなかった、というパターンもよくあります。「結婚したいです」という言葉を深堀りしてみると、実は「将来への不安」や「周りからの重圧」が隠れていることが少なくありません。

例えば、同性・異性を問わずに友だちとは上手く話せるのに、恋愛に発展するかもしれない相手に恋愛対象として見てもらうには、女性らしく取り繕わないといけないと思い込んでしまう方もいますよね。取り繕った自分で話していると、素の自分を否定しているような気持ちになってしまうので、ご自身でも知らず知らずのうちに自信を持てなくなっていく方も多いです。

野見山 マッチングアプリを始める時に「なんとなく始めた」という方でも、使っていくうちに強い結婚願望が芽生えてくる場合もあります。自分の価値観や恋愛や結婚に対して本当に望んでいることが実際向き合ってみないと分かりづらいんですよね。

――たしかに一人で活動していると、いつの間にかすごく迷走していた気がします。

佐々木 逆に、マッチングアプリを使っていくことで、自信がついて行動が変わるパターンもよくあります。

野見山 マッチングアプリで活動する時は、ご自身のことをよく知っている家族やご友人と話してみたり、親身になってくださる方にお悩みを打ち明けてみたりすることも重要ですね。

――でもなぜか、友人に対してだと素直になりきれなかった時もあったような気がします。やはり、プロのカウンセラーさんとの対話はひと味違うんでしょうね。

佐々木 Pairsコンシェルジュの有料オプションに代わって、今はペアーズの公式YouTubeチャンネルでアプリの機能を利用した恋活・婚活の進め方を紹介したり、Podcastでユーザー様のお悩みに回答したりしています。一般の方でも視聴・相談できるので、マッチングアプリの恋愛にお悩みがある方にはぜひチェックしてほしいですね。

野見山 誰かに話していても素直になれない時は、ちょっと恋に疲れているのかもしれません。そんな時は無理して活動予定を詰めず、お休みしてみるのもいいと思いますよ。

佐々木 疲れが取れた途端に、また恋愛に前向きになって行動に移せることもありますしね。

■ペアーズコンシェルジュおすすめ! マッチングアプリプロフィールの作り方

――どうしても一人で活動していると、孤独を感じたり自分を責めたりしてしまうこともあるような気がします。

佐々木 みなさん、本当に優しい方が多いんですよね。だから相手に気を使ってしまったり、相手が嫌な思いをしないようにと、取り繕ったりしてしまう女性はとても多いです。だけど、本当にマッチングアプリで自分に合う人を見つけるなら、もっと自分を出した方がいいんですよ。

――マッチングアプリに限らず、初対面の人に対しては自分の個性をひた隠しにしてしまう人は多そうですね。

佐々木 好きなものは好きと言った方が、本音で向き合える人とマッチングしやすいと思います。ペアーズにはお互いの共通点を知らせる「マイタグ」といったコミュニティ機能もあるのですが、本当に伝えたいと思っていること以外を無理にプロフィールに埋めなくてもいいんですよ。

野見山 プロフィールにモテを狙って絵文字を多用する方がいるのですが、普段使わないのであれば、そのうちバレてしまいます。マッチングアプリでは、無理をせず継続して行動できることが大切です。自分らしさを隠して活動するとストレスも溜まりやすいですし、いいマッチングにも恵まれません。

佐々木 みんながカフェ巡りやと旅行が好きだからと、それを真似して同じコミュニティに入っても、没個性なプロフィールができてしまいます。本当に旅行が好きなのであれば、もっと具体的にプロフィールに記載することをおすすめします。

――自分らしさって、出し過ぎたらダメなのかと思ってました。

佐々木 モテそうなプロフィールを作ったら「いいね!」はたくさん来るかもしれませんが、本当に気が合う人と出会えなければ、徒労に終わってしまいます。戦略として割り切れる方ならいいかもしれませんが、少なくともみなさんの目的は、たった一人の運命の相手に出会うことであることが多いですから。自分らしさを伝えて、求める異性に読んでもらえるプロフィールを作った方が、すてきな恋に恵まれやすいと思いますよ。

野見山 自信がなくて自分を隠そうとしてしまう方は多いです。だけど、そんな方に自信を持ってもらうために、私たちはペアーズコンシェルジュの活動をしています。恋愛ゼミやペアーズTVなど公式YouTubeの発信は、マッチングアプリで出会いがあった私たちが、できる限り親身になってお悩みにお答えしています。少しでも多くのユーザー様の心に抱える不安に寄り添い、悩み解消できるよう、私たちも精一杯サポートしていきます!

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マッチングアプリだけでなく、婚活のプロでもあるペアーズコンシェルジュのおふたりのお話は、マッチングアプリで活動したことがある人の胸に響くものがあったのではないでしょうか。

後編ではおふたりが婚活のプロとして活躍されていたころの「心に残っている成婚エピソード」も聞いていきます。

(取材・文:ミクニシオリ)

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