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ケチくさい? しっかりもの? 「クーポンを使う男性」の是非

オトナンサー

ライフ・美容

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「クーポンを使う男性はけちくさい」は過去の話?
「クーポンを使う男性はけちくさい」は過去の話?

「クーポンを利用する男性のことを『みみっちい』『けちくさい』と思いますか」。これは、SNSやコミュニティーサイトなどでも意見が分かれるテーマです。婚活中の女性が「けちな男は嫌」と捉える気持ちは分かりますが、それは時代遅れです。最近は一転して、「クーポンを使う男性=金銭感覚がしっかりしていて堅実」という意見が増えてきていると感じます。

クーポン積極活用、7割強

 インターネット調査会社のマイボイスコム(東京都千代田区)が2020年3月に実施した「クーポンの利用」に関する調査(有効回答数1万281件)によると、直近1年間にクーポンを利用した人は72.0%にも上ることが分かりました。2013年の第1回調査での58.9%と比較すると、かなりの伸びです。

 なぜ、多くの人がクーポンを利用するようになったのか。それは、スマートフォンの普及によるキャッシュレス決済サービスの多様化が加速度的に進んでいるからだと考えられます。実際に、同調査の「利用したクーポンのタイプ」を問う質問では、「スマートフォンや携帯電話のクーポン画面を店頭で見せる・端末にかざす」と回答した人が68.3%と圧倒的です。

 世の中がキャッシュレス化へ進むと同時に、紙などのアナログクーポンはどんどん姿を消しています。スマホさえあれば「チャリンと価格が安くなる」のですから、使わないという選択肢はありません。「10円、20円得をするだけなんてしょうもない」と面倒くさがるあなた。未来に対する計算力を働かせてみてください。

 仮に、日々の買い物で20円得をしたとしたら、1カ月で600円、年間で7200円です。今や、定期預金の利息はすずめの涙です。1000万円貯金していたとしても、この金額の利息がつくまでに一体何年かかるのか。手軽に使えるものを使わないのは、とてももったいないです。年間で浮いたお金を寄付することで、主流になっているSDGsへの参加にもなります。地球上の誰かを応援するという「誰にも見えないヘルプ」をこっそりできる人はすてきです。

 クーポンでの節約に興味を持たない、面倒くさがる、上から目線で格好つけるのは、社会を俯瞰(ふかん)する力に欠ける行為だと思っていい時代です。「クーポン使用はけちくさい」と言い切るのはナンセンスでしょう。余談ですが、資産をつくるのがうまい人というのは、往々にしてけち、いえ、お金に関してシビアで賢いものです。

3年で60万円近く得、「キャッシュレス夫婦」

 私の運営する夫婦仲相談所には、クーポンを活用している夫婦の話も多く寄せられます。

 麻沙子さん(35歳、仮名)と優紀さん(35歳、同)はお財布を持たない、徹底したキャッシュレス夫婦。スマホケースにクレジットカードを数枚入れて、あとは全てスマホを使ったキャッシュレス生活をしています。

 お二人は某キャッシュレス決済アプリを愛用・駆使し、常にクーポンをかざしています。ネットショッピングをするときも、そのキャッシュレス決済アプリにひも付けているお二人。ネットで買い物をする日はもちろん、ポイント倍額の日。“ポイ活”も大事な節約です。給与振込口座開設によるメリットや、光熱費を払うメリットなども駆使し、キャッシュレス決済でコンプリートしているそうです。

 そんなお二人が、およそ3年の間に、ポイントや値引きクーポンなどを合わせてそのサービスから還元された金額は、合わせて60万円近くになったといいます。お二人はただ、支払うべきものにお金を払っていただけです。それが、3年の間に60万円の利益を生んでいる。クーポンやポイントを利用する男性はみみっちい、などという「暴言」を吐いている場合ではありません。

 私は主婦向けのウェブサイトや雑誌で執筆仕事をしているので、節約術が掲載されている特集を毎月じっくり読みます。クーポン活用のみならず料理、掃除、子育て、DIY、そして投資術において、徹底した節約など、資産形成のコツが毎月編み出されているのです。「1年で100万円ためた」「1000万ためた」というツワモノ妻の節約事例も細かく書かれています。クーポンとポイントを使用するのはもはやデフォルトです。得をした分は教育資金にしたり、家族旅行に使ったりすれば、家族の幸せ度もアップします。

 けちをしてためたキャッシュで得をしたり、SDGsにつなげたり…意味のある“けち”は格好いいではありませんか。世の中はどんどん変化しています。「けち」「貧乏くさい」「もったいない」の言葉の意味を、パートナーと一緒に考え直す時期でしょう。

「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美

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