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幼少期が大きく影響? 「見た目」で他人を判断してしまう人の“特徴”とは 【心理カウンセラー解説】

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人を見た目で判断してしまう人の特徴とは?(画像はイメージ)
人を見た目で判断してしまう人の特徴とは?(画像はイメージ)

人を見た目で判断してしまう人の特徴とは?(画像はイメージ)人を見た目で判断してしまう人の特徴とは?(画像はイメージ)

「人は外見だけでは分からない」「内面の方が重要だ」という意見をよく聞きますが、中には、つい見た目だけで人を判断してしまう人もいると思います。そもそも、人間は見た目で他人を判断してしまうものなのでしょうか。また、他人を見た目だけで判断する人と、見た目だけで判断しない人とでは、どのような違いがあるのでしょうか。人が他人を判断する際の心理的な動きについて、心理カウンセラーのうるかすさんに聞きました。

人間性を否定することにつながるケースも

Q.そもそも、人は初対面の相手を見た目で判断する傾向にあるのでしょうか。また、人を見た目だけで判断すると、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

うるかすさん「心理学の研究では、対人コミュニケーションにおいて視覚情報が5割を超えるという『メラビアンの法則』という考え方があります。視覚情報とは主に、身振り手振りや表情、服装など、その名の通り視覚的に見えることから得られる情報のことを指します。

初対面の相手とコミュニケーションを取るとき、その人を好意的と捉えるか非好意的と捉えるかは視覚的な要素、つまり見た目によってその人の印象がつくられるケースが少なくないというのは確かにあるようです。例えばビジネスの場において、何となくだらしない格好の人よりも、身なりの良い清潔感のある人の方が『この人とは仕事がうまくできそうだ』と思われやすくなる、というのは想像に難くないと思います。

これは『ハロー効果』といって、1つの特徴的な要素によって、その人の全体的な評価が引き上げられる現象のことを指します。このようなシチュエーションでは、ハロー効果がポジティブな要素となっているため問題はなく、むしろビジネスシーンにおいては清潔感というのは求められる要素と言えるでしょう。

しかし、ハロー効果はこのようにポジティブな側面だけではなく、たった一つのネガティブな要素に他の要素が引っ張られてしまう可能性もあります。

例えば、本当は緊張していただけなのにうまくコミュニケーションが取れなかった人に対して、『この人、無口で愛想がないから何だか信頼できないし、冷たくて嫌な人だな』と判断してしまうとします。この場合、ネガティブなハロー効果によって人間性の否定にまで発展する、といったケースになってしまいます」

Q.初対面の人に会ったときに見た目で判断する人、見た目だけでは判断しない人の違いについて、教えてください。心理的にどのような特徴があるのでしょうか。

うるかすさん「あくまで傾向ではありますが、見た目や外見などを判断材料とする人は、第一印象や外見としてのイメージ、その人の発した言葉や態度など、表面的なものをそのまま性格や特徴として受け取り、相手の印象として構築している人に多いですね。『なぜそう感じたのか』といった内省や言語化が十分に行われない場合、人の理解は感情や直感に基づく即時的なものになりやすい傾向があります。

この背景には、例えば幼少期などに、身近な他者が気持ちを言葉で説明するよりも、態度や雰囲気で感情を示すということが多かったのが影響している可能性も考えられますね。その結果、言葉で考えるより感情を読む理解様式が身に付き、外見や第一印象を重視した判断が定着していく場合があります。

もしくは、身近な存在に、見た目だけで判断してしまう傾向にある人がいたり、自身に外見上のコンプレックスがあったりする人の中には、『相手からネガティブなイメージで見られているのではないか』など、他者からの評価を気にし過ぎてしまう人もいます。その場合、自分が相手に対して、見た目や態度などの表面上の情報から、その人となりを判断する癖がついてしまいやすくなるパターンも考えられるでしょう。

見た目だけで判断しないようにしようとする人の心理としては、その人の持つ外見の印象や発せられた言葉、態度などに対して『なぜこのような行動を取るんだろう? どうしてこう言ったんだろう?』などと、事実に対してその本質や背景を想像する傾向にある人に多いように思います。

そして、『自分は自分、他人は他人』という自己と他者との境界がはっきりしている人や、他人からの評価はあまり気にしないというタイプの人は、自分自身と他人とは価値観や考え方がそもそも異なっていることを自覚しています。そのため、『自分はこう思うけれど、相手はもしかしたら違うことを考えるだろう』と自分が持ったイメージに左右されにくいという特徴があります」

Q.人を見た目だけで判断しないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。必要な心構えについて、教えてください。

うるかすさん「先述の通り、見た目で判断することが必ずしも悪いというわけではありません。見た目をはじめとした視覚情報も、その人を知るれっきとした情報の一つだからです。

ただし、この『まだ分からない』という状態に耐えにくい思考傾向が極端になった場合、0か100かという白黒思考が見られることがあります。これは物事を『良い、悪い』『正しい、間違い』と極端に二分し、中間や曖昧さを不安として感じやすい認知の癖です。そのため、脳が早く結論を出して安心しようとし、第一印象を即断的に固定してしまいやすくなることも考えられますね。

あくまで人の見た目は断片的な情報で、自分がまだ知らない相手の一面もきっとあるはずです。ですから、見た目だけでその人の印象や性格、特性をきっぱり定義づけないようにする意識を持つことが重要ですね。表面上の情報だけではなく、もう一歩その人に意識を向けて、深堀りするような思考の癖をつけると良いかもしれません」

* * *

 人間は視覚情報から得るパーセンテージが大きいことで、どうしても見た目で情報を得てしまいやすいのだそうです。その前提を踏まえつつ、「もしかしたらこういった事情があるのかも」など、見た目だけの情報では得られない部分を感じ取ることができると、円滑な人間関係を構築できるきっかけとなるかもしれません。

オトナンサー編集部

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