ハナミズキといえば、一青窈さんの曲のタイトルにもなっているなど日本人には馴染みのある花ではないでしょうか?そんなハナミズキですが、意外と花について詳しく知っている方は少ないと思います。ここでは、ハナミズキの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。
ハナミズキの花言葉
ハナミズキの花言葉は「私の思いを受けてください」「華やかな恋」です。
「私の思いを受けてください」の花言葉の由来は大正時代にさかのぼります。
大正時代に日本からアメリカに桜を贈りました。そのお礼としてアメリカから贈られた花がハナミズキだったと言われています。
この話がきっかけでハナミズキは返礼の木とも呼ばれています。
「華やかな恋」の花言葉はハナミズキの華やかで美しい姿から付けられたと言われています。
ハナミズキの花言葉に怖いものはある?
ハナミズキに怖い花言葉は存在しません。
ただ、イエス・キリストの磔刑にハナミズキが使われたことと言われていることからネガティブなイメージを持つ方はいるみたいですね。
ハナミズキの特徴
ハナミズキは暑さにも寒さにも強くないという特徴があります。
樹高は8mほどまで大きくなります。
開花時期は4月〜5月で花の色は白やピンク、赤などがあります。
また、ハナミズキは秋になると紅葉が楽しめるのも特徴の一つです。
春〜初夏にかけては綺麗な花を咲かせ、花が散った後も鮮やかな葉で人々を楽しませてくれるハナミズキ。とても素敵な花ですよね。
ハナミズキの基礎知識
・分類…ミズキ科ミズキ属
・原産地…北アメリカ
・別名…アメリカヤマボウシ
・開花期…4月〜5月
・出回り期…4月〜5月
ハナミズキの名前の由来
名前の由来ですが、ハナミズキは漢字で書くと「花水木」です。
これはもともと「水木」と呼ばれていたからだそうです。
ハナミズキの枝を切ると水が滴り落ちるほど水を含んでいることから「水木」と呼ばれていて、ミズキ科の中でも特に美しい花だったことから「花」が付け加えられて「花水木」となったと言われています。
ハナミズキの誕生花
誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
ガーベラが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。
3月18日、3月23日、4月15日、4月23日
ハナミズキの実について
先ほど、ハナミズキは紅葉でも楽しめるという話をしましたがちょうどその頃にハナミズキには実がつき始めます。
実がたくさん集まった姿はとても風情があって、観賞にも人気です。
艶やかな赤色の実で美味しそうですが、とても渋くて食べられるものではないみたいですよ。
この実を食べに鳥たちがたくさん集まってくるのですが、これはハナミズキが繁殖するために必要なことなんです。
鳥たちが飛び去った後に落とした種やフンから繁殖していきます。
ハナミズキにとても似ている花「ヤマボウシ」
ハナミズキには「ヤマボウシ」というとても見た目が似ている花があります。
上の写真がそのヤマボウシです。
とても似ていますよね。
しかし簡単な見分け方があります。
一番大きな違いは花びらに見える部分「苞(ほう)」の先端にあります。
ヤマボウシの先端は見ての通りで少し尖っています。
しかし、ハナミズキの先端はヤマボウシと比べると少し丸みを帯びています。
もしどちらの花か分からなくなった時や、誰かに聞かれたりした時にはぜひこの事を思い出して下さいね。
それにしてもほんとに似てますよね。
ちなみに、花びらに見える部分は「苞(ほう)」という話をしましたが、真ん中の小さな実の集まりに見える部分が花の本体です。
ヤマボウシとの違いはまだある
ハナミズキとヤマボウシの違いはまだあります。
一つは開花の時期です。
ハナミズキは4月〜5月ですが、ヤマボウシは6月〜7月です。
そしてもう一つは開花の順番です。
ハナミズキは紅葉も楽しめるという話は何度もしていますよね。
つまり、ハナミズキは花を咲かせた後に葉を出します。
しかしヤマボウシは先に葉を出して、その後に開花します。
見た目はとても似ていますが、特徴には結構違いがあって面白いですよね。
まとめ
今回はハナミズキについて解説をしましたが、いかがだったでしょうか?
おさらいをしておくと花言葉は「私の思いを受けてください」「華やかな恋」です。
ハナミズキが返礼の木と呼ばれている話もしましたよね。
何かをもらった際のお返しに花を贈る場合には、ハナミズキをプレゼントしてあげるのもいいかもしれませんね。
最後の方では、ヤマボウシとの違いについても解説をしましたが、他にも似ている花同士について色々調べてみると面白い発見があるかもしれませんよ。