橿原の渋滞緩和なるか?
京奈和道「橿原JCT」工事は佳境へ
国土交通省 奈良国道事務所が2024年7月19日に行った京奈和道「橿原JCT」(仮称)のランプ橋架設工事の様子を公開。京奈和道と大阪方面の直結が近づいています。
京奈和道と大和高田バイパスをつなぐランプ橋が全て架かった(画像:奈良国道事務所)。
京奈和道は京都南部から奈良を横断し和歌山に至る約120kmの高速道路ですが、奈良市-大和郡山市(大和北道路)と橿原市内(大和御所道路)に未開通部が存在します。
このうち橿原市内の未開通部(橿原北IC-橿原高田IC)4.4kmでは、本線よりも先に、国道165号「大和高田バイパス」の大阪方面と京奈和道の開通部(和歌山方面)をつなげる橿原JCTの整備が進められています。
7月19日の深夜に行われた橋梁架設工事をもって、大和高田バイパスの大阪方面と京奈和道の和歌山方面とをつなぐランプ橋の架設は、全て完了したとのこと。このランプは2026年度に開通の予定です。
この橿原市内における京奈和道の未開通部は、高架の京奈和道から地上の国道24号に下りなければならないことから、周辺を含めて渋滞が激しくなっています。京奈和道と大和高田バイパスの大阪方面を直結させることで、現道の渋滞緩和が期待されています。
なお、橿原北IC-橿原高田IC間本線の開通見込みは示されていませんが、一部橋桁も架かっています。もうひとつの未開通部である奈良北ICー郡山下ツ道JCT間(大和北道路)12.4kmはNEXCO西日本が工事を進めており、有料道路となります。