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絶対逃げ切れない!? 日本唯一「2500万円の爆速パトカー」年始に一般公開! 三重県を走る時は要注意!

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2500万円のスーパースポーツ警察車両

 2026年1月22日、三重県警察は毎年恒例の年頭視閲式を実施しました。三重県津市にあるメッセウイングNHWの会場内と野外の駐車場を使用した大規模なもので、180人以上の警察官と多数の車両が参加していました。

Large figure1 gallery212026年1月、三重県警の年頭視閲式に姿を見せたNSXパトカー(鈴木伊玖馬撮影)。

 どの車両も個性的でしたが、その中でもひときわ大きな注目を受けていたのが、日本で唯一となる2代目「NSX」ベースのパトカーです。

 NSXはホンダが1990年に発表したミッドシップスポーツカーです。当時の日本はバブル真っ盛り。ホンダもF1世界選手権でマクラーレンにエンジン供給を行うなど、モータースポーツ活動へ注力していました。NSXには当時のホンダのレーススピリットが随所に盛り込まれています。

 その後、初代NSXは2005年まで15年の長きにわたって生産されました。また、2016年には2代目「NSX」も登場しています。2022年に生産終了となりましたが、現在でもその人気は高く、日本を代表するスポーツカーの1台として知られています。

 三重県警察に配備されているのは2代目「NSX」となります。2025年4月に滋賀県で不動産業を営む方から寄贈され、パトカーになりました。カラーリングはパトカーらしく白と黒で塗装済み。ルーフにはしっかり赤色灯を装備しています。架装費用はベース車の本体価格まで含めて約2500万円だそうです。

 配備先は県警の高速道路交通警察隊。主に高速道路での取り締まりなどで使われています。

 2025年8月には三重県にある「鈴鹿サーキット」で行われたスーパーGTシーズン第5戦「SUZUKA GT 300km RACE」に登場。ホンダの“聖地”に集まったレースファンたちを大きく沸かせました。

 そんな話題性のある国産スーパースポーツ・パトカーを身近で見るため、このたび筆者(鈴木伊玖馬:乗りもの好きライター)は初めて、三重県警察の年頭視閲式に行ってきました。

「段差が怖い!」現場泣かせ(?)の超低重心ボディ

 展示されていたNSXパトカーを見ると、通常のパトカーに比べて特徴的な部分がいくつもあります。一番目に付くのは、1215mmという全高でしょう。会場には他のパトカーもありましたが、それらに比べると頭1つ低くなっています。

Large figure2 gallery22三重県警の年頭視閲式で展示されたクラウンパトカー(鈴木伊玖馬撮影)。

 また、最低地上高も110mmとかなりの低さです。参考までに、全国でパトカーとして採用されている先代の「クラウン」は、135mmです。数字では20mmの差ですが、現地で見ると、とてもパトカーに思えないほど、フェンダーが地面スレスレの位置にあって驚きました。

 説明役の警察官いわく、この低い地上高のため、市街地での走行には気を使う場面が多く、苦労が多いそうです。

 しかし、高速道路になると話は別。ボディの各所に設けられたエアインテークなどの存在もあって、安定した走行性能を発揮するのだそう。警察車両なので、アクセル全開で飛ばすことはないものの、高速域でも安心して運転できるのは大きな利点だと話してくれました。

 また、側面から見たときに驚くのがタイヤとホイールです。国産屈指のスーパースポーツカーというだけあり、ホイールの奥には真っ赤な本格仕様のブレーキキャリパーが搭載されています。このままサーキットも難なく走れる装備の一端を見るだけで、他のパトカーとは一線を画しているのがわかります。

栃木県警や愛知県警の傑作パトカーと並ぶ日は来る?

 車内の装備について聞いてみたところ「そこは機密です」と言われました。とはいえ、取り締まりで使われているのを考えれば、警察専用のデジタル無線機やサイレンアンプ、ストップメーター、消火器、折り畳み式のカラーコーンなどは搭載しているでしょう。

Large figure3 gallery232026年1月、三重県警の年頭視閲式で展示されたNSXパトカー。最低地上高はわずか11cmだ(鈴木伊玖馬撮影)

 もの珍しさもあってか、展示が始まると写真を撮ろうとする人が続出。小さいお子さん連れから年配のご夫婦までNSXに注目し、近くの警官の方に話を聞く人が多くいました。

 ちなみに、2代目NSXのパトカーがあるのは三重県警察だけですが、実は初代NSXも栃木県警察のパトカーとして使われています。このNSXは、県内に生産拠点があったことからホンダ自身によって寄贈されたそうです。

 初めに寄贈されたNA1型NSXは、パトロール中に事故に遭って廃車になりました。その後、2台目となるNA2が新たに寄贈され、今でも現役で使われています。

 すでに25年現役の古いクルマではありますが、やはりその注目度の高さから県内のイベントにはよく顔を出しています。三重県と栃木県はかなり離れているため、なかなか難しいかもしれませんが、もし可能なら、交通安全イベントや、白バイ安全運転競技会などの折に並んで展示されるのを願っています。

 なお、隣接する愛知県警には三菱GTOパトカーがあるので、こちらであれば伊勢湾岸自動車道や東名阪自動車道のパーキングエリアなどで並んで交通安全イベントに参加することは可能かもしれません。

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