息子とSNSの関わり方について描いた漫画「中学生のSNS事情」が、Instagramで読者の共感を呼び話題となっています。
中学生になってスマホデビューした息子。同級生や学年全体など、複数のグループトークに参加していました。中学生のSNSの使い方に疑問を感じながらも見守っていた母でしたが、息子から「学年のグループが大変なことになっている」と相談され…。読者からは「SNSは怖い」「子どもと話し合うのは大切ですね!」などの声が上がっています。
スマホの使用時間が長いのが気になる
この漫画を描いたのは、yokaさんです。Instagramで日常家族漫画や創作漫画を発表しています。yokaさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.スマホの利用を始めるにあたり、息子さんとルールを決めていましたか。
yokaさん「『勝手にアプリをダウンロードしない』『課金しない』『スマホを使う時間は親が管理する』です。息子のスマホの使用時間は、親のスマホで管理できるようにしています」
Q.今まで学校などで、スマホ利用やSNSリテラシーについて、教育や注意喚起などがありましたか。
yokaさん「うちの地域では、小学生のうちから毎年、スマホやSNS利用の教育があります」
Q.今回は息子さんがグループの内容をお母さまに共有したことで問題に気付けましたが、他のご家庭でもこの件は話題になっている様子でしたか。
yokaさん「多分中学生は、親にLINEの内容を見せていないです(笑)。もしかしたら見た保護者もいるかもしれないですが、表沙汰にはなっていなかったです。皆さん、どこまで子どもの世界に親が介入していいのか分からず、静観していたと思います」
Q.なぜ息子さんは、きちんと相談してくれたのでしょうか。
yokaさん「息子は友達が好きで、自分が仲間と認めた人たちがもめるのを見ると、心が苦しくなるタイプです。だから、大ごとになる前に話してくれたのだと思います」
Q.息子さんはこの件から、どのようなことに気付き、学んだと思いますか。
yokaさん「『冷やかしやアンチになりそうな書き込みには乗っからない』ことでしょうか」
Q.yokaさんも、大人である自分がSNSでの情報発信について、改めて気を付けようと思うことはありましたか。
yokaさん「自分のアカウントで、子どもに了承なく子どもの顔出しはしないこと、また、子どもがばらしてほしくないと思う内容、好きな人の話とか病気の話とか失敗した話などは絶対に書かない、ということです。いくらわが子で家族でも、自分と子どもは別の人間だということを忘れないようにします」
Q.SNS以外に、中学生のスマホの使い方で気になること、注意すべきことは何だと思いますか。
yokaさん「使用時間が長いのが気になります。あとは、ゲームの課金ですね。友人の子どもはゲームに20万円以上の課金をして、スマホを取り上げるかどうか悩んでいました。スマホを使うときはリビングのみなどのルールを作って守らせる努力と、破ったときのペナルティーを考えておくことも必要だと思います」
オトナンサー編集部