ドルトムントに所属する19歳のノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドが、破竹の勢いでゴールを量産し新記録を樹立している。
15歳の時にノルウェーのブリンFKでプロキャリアをスタートさせ、2017年にモルデFKへ移籍した。そして、2019年1月にオーストリアのザルツブルクへ加入すると大活躍の1年を過ごすことになる。
2019年9月に行われたヘンク戦でチャンピオンズリーグ(CL)初出場を果たし、いきなりハットトリックを記録。19歳58日というCL史上3番目に若い年齢でハットトリックを達成したのだ。それだけでなく、CL5試合連続でゴールを決めるという偉業も成し遂げた。10代でのCL5試合連発は史上初の快挙となっている。
冬の移籍市場では注目の的になり、マンチェスター・ユナイテッドやバルセロナ、レアル・マドリーなど様々なビッグクラブが獲得に乗り出した。そんな中、2200万ユーロ(約27億円)という実際の市場価値と比べれば格安の移籍金でドルトムントへ加入することに。
移籍後初出場となったアウグスブルク戦では、途中出場ながら23分間+シュート3本でハットトリックを達成するという離れ業を成し遂げた。ドルトムントでデビュー戦ハットトリックを達成したのは、2013年のピエール=エメリク・オーバメヤン以来史上2人目の快挙となっている。その勢いは衰えず、今節のケルン戦でも、途中出場から2得点を決めて5-1勝利に貢献。
英メデイア『BBC』によると、デビュー戦から2試合で合計5得点を決めたのはブンデスリーガ初とのこと。2019/20シーズンは公式戦24試合出場で33得点決めているが、この33得点は平均46分に1ゴールというペースで量産している。ドルトムント加入後は平均12分に1ゴールだ。このペースを維持すると、合計117ゴールでシーズンを終えることになるという。ゴールに愛されたハーランド、果たしてどこまで得点を積み重ねるのだろうか。