トリオ芸人「四千頭身」や「王様戦隊キングオージャー」ショーも。
工場見学や双腕仕様機「アスタコ」のデモ展示も
茨城県土浦市にある日立建機の土浦工場において2023年11月19日(日)、「第16回日立建機フェスティバル」が開催されました。
会場となった土浦工場は、日立建機の中核工場に位置付けられている生産拠点で、1966(昭和41)年の操業開始以来、徐々に規模を拡充、2023年現在、敷地面積は48万9000平方メートル、従業員数約3500名が働いているそう。ここでは主に中型から超大型の油圧ショベル、ダンプトラックなどの研究開発と生産を担っており、今回のフェスティバルではその生産ラインの一部も公開していました。
2023年11月19日に行われた「第16回日立建機フェスティバル」の様子。キッズショベル運転体験コーナーは親子連れでにぎわっていた(乗りものニュース編集部撮影)。
加えて当日は、工場見学以外にも、油圧ショベルなど建設機械の展示や双腕仕様機「アスタコ」の実演が行われていたほか、「日立建機フェスティバル」では恒例となったじゃがいもなどの詰め放題や、地元商工会、試験場がある北海道浦幌町観光協会などによる地域の特産品販売も実施されていました。
なかでも人気を博していたのが、キッズショベル運転体験コーナー。大小さまざまな油圧ショベルやホイールローダーが用意されていましたが、全車種で長蛇の列ができていました。
ほかにも、前述のとおり同社の中核に位置付けられている土浦工場だからこその展示といえるのが、貴重な過去の国産建機たちです。外廊下に沿うようにしてクラシックな外観の建機3車種が並んでいましたが、これらは日立建機の原点といえるもの。最も古い機械式ショベル「U05」は1949(昭和24)年に開発・生産された純国産建機、その隣の油圧ショベル「UH03」は純国産で作られた初の油圧ショベルで機械遺産や未来技術遺産にも指定されている希少なものになります。
これらを間近で見られるのも、このような一般公開ベントならではといえるでしょう。
新型コロナウイルスの影響で、4年ぶりの開催となった本イベントですが、当日は晴天に恵まれ、多くの来場者で賑わっていました。