多数の戦車を撃破か?
砲兵とドローンの連携で進撃を阻止
ウクライナ国防省は2024年7月25日、ロシア軍の大規模攻撃を精鋭部隊が阻止したと、公式Xに動画付きで発表しました。
ドローン対策用にコープケージなどが取り付けられたT-72戦車(画像:ロシア国防省)。
ウクライナ国防省によると、ロシア軍はウクライナ第79独立空中強襲旅団の守る前線を突破しようと、57両の戦車及び装甲車、12台のオートバイで突撃を図ったとのことです。
しかし、第79独立空中強襲旅団はまずドローンでの空中監視で的確に砲兵に砲撃を指示し装甲部隊の進撃を阻止。その後は対戦車部隊なども戦闘に参加し、多くのロシア車両が撃破されるか、地雷を踏んで行動不能に陥ったようです。
なお、第79独立空中強襲旅団は、第95独立空中強襲旅団と並び、ウクライナの精鋭とされる部隊で、2022年2月以降各地の激戦地を転戦しています。
この戦闘で、ウクライナ第79独立空中強襲旅団は戦車6両、歩兵戦闘車7両、オートバイ12台を撃破したとのことです。ロシア軍は戦車や装甲車の不足が影響しているのか、2024年に入ってからオートバイ部隊を前線に投入することが多くなっていますが、多くの場合、今回のように全ての車両を失い撃退されています。