リクルート(東京都千代田区)の進路情報メディア「スタディサプリ進路」が、「クリスマスプレゼント」についてアンケートを実施。その結果を発表しました。
調査は「全国の高校生の男女(同メディアの高校生エディター、公式LINE登録者)」と「高校生の子どもがいる男女」のそれぞれを対象に、2024年10月28日から同月31日にかけて実施。前者は計697人(男子203人、女子477人、回答しない17人)、後者は計310人(男性155人、女性155人)から有効回答を得ています。
「成人」や「卒業」などで区切る親が多数
プレゼントを“渡す側”の保護者に「子どもにクリスマスプレゼントを渡すのはいつまでか」と聞いたところ、最も多かったのは「高校3年生まで」で、高校卒業が一つの区切りになっているとのことです。次いで「18歳で成人するまで」(19.0%)がランクインし、2022年4月から引き下げられた成人年齢も保護者は意識していることが分かりました。そして、「社会人になる前まで」(14.2%)と続きました。
また、昨年実際に高校生がもらったプレゼントの金額を聞くと平均「8495円」で、2021年の同調査時の水準(8543円)までダウン。同社は「クリスマスの全体予算が変わらない中、食品などの値上がりでプレゼント代が圧迫されているのかもしれません」と分析しています。
調査結果を受け、「スタディサプリ進路ブック」編集長の金剛寺千鶴子さんは、「保護者からの回答は、家庭のお財布事情の厳しさを反映した数字となりました。高校生側も、『世の中の景気は自分のクリスマスプレゼントに影響すると思うか』という質問に対し、6割以上が『YES』と回答しました。『値上がりをしているので、あまり高価のものは頼めないと思っている』、『賃金上昇の幅と物価上昇幅があまりにかけ離れていて、物価が高すぎてプレゼントどころではない』『景気が悪いと経済も回らないし、保護者のお財布がスカスカだと子どもに渡るお金も少ない…』のように、家計の厳しさをおもんぱかる様子がうかがえました」とコメントしています。
オトナンサー編集部