女の子が初潮をむかえる時期によっては、体の変化に心が追いつかないこともあるでしょう。今回は、10歳の娘さんを持つママからの投稿をご紹介します。
<投稿主:40歳女性 / 子:10歳女子>
クラス全員に「生理」だと知れ渡り……
(※写真はイメージです)
10歳の娘に昨年、生理がきました。
あるとき、学校の授業中にスカートと座布団まで汚れてしまいました。
担任の先生に話したところ「保健室へ行きなさい」と言われて移動しましたが、逆に目立ってしまい、周りの男子に変な目で見られてしまったそうです。
さらにそのとき先生が「女の子はみんな必ず生理になるんです」と説明したそうで、クラスみんなに知られてしまい、娘はショックで数日間、学校へ行けなくなってしまいました。
先生は性教育のいい機会だと捉えたのかもしれませんが、もう少し気遣いしてもらえていたら……と思いました。
生理の日は「学校を休みたい」
(※写真はイメージです)
娘はそれからしばらく精神的に不安定でした。
塾も行きたくないと言ったり、プールが始まって生理と重なったら、またみんなに知られるから、学校へ行きたくないなどと言うようになりました。
生理だからといって著しく体調が悪いわけでもないときに学校へ行かないというのはどうかと思いますが、無理に行かせて心を傷付けたらいけないので、今は様子を見たいと考えています。
不安なく「生理の日」を過ごしてほしい
(※写真はイメージです)
せめて生理のときに娘が少しでも気持ち良く過ごせるように、可愛いポーチなどを買ってあげました。
経血が漏れやすいようならタンポンの使用もありではないかと考えましたが、年齢的にタンポンの挿入に抵抗感があったり、痛みや違和感を伴う可能性もあったりすると思うと、まだ娘への提案には踏み切れていません。
(※編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています)
タンポンは正しい使用方法を学んで
タンポンは正しく使用すれば、月経中にも月経による出血を気にせず快適に過ごせるでしょう。ただし、使用方法を間違ってしまう場合もあるため注意が必要です。
たとえば、タンポンを長時間着用してしまうと、腟内や子宮内に感染症を引き起こす場合があります。また、ひもも一緒に奥の方に入れすぎて取れない場合や、タンポンを取ったかどうか忘れてしまうケースなどもあります。
なお、性行為経験のない小学生では、そもそもタンポンを挿入することが難しい、腟内でタンポンが広がり違和感や痛みを伴うケースや、月経量が少ないときにタンポンを取り出しにくくなるケースなどがあります。
月経時のタンポン以外の対応方法として、生理用ナプキン、布ナプキン、吸水性シーツなどがあります。ご自身の肌にあった素材の使いやすいものを選びましょう。
なお、最近では、腟の中に挿入して使用する月経カップや月経用ディスクなどもありますが、性行為経験のない小学生などでは挿入して使用するのは困難かもしれません。
(監修・解説:馬場敦志先生、構成:マイナビ子育て編集部)
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