仕事をしている女性にとって、育児休業からの復職は大きなターニングポイント。自分自身にも子どもの生活にもさまざまな変化が訪れ、これから職場復帰を控えている人は不安を抱えているかもしれません。そこで先輩ママの体験談をお届け。
今回は、外資系IT企業の営業として働く女性のエピソードをご紹介します。
(37歳、子ども4歳、情報・IT/営業職)
2019年の秋に出産。育休中に新型コロナウイルスが蔓延し……
(※写真はイメージです)
IT企業の営業職に転職して4年目に、長男を出産しました。
外資系ということもあり、妊娠を伝えた時点ですぐに人事から産休・育休の案内があり、「退職」という選択肢がまったくなかったのはありがたかったです。
しかし、出産した時期は2019年の秋。育休が軌道に乗ってきたのとほぼ同時に、新型コロナが蔓延し始めました。
当初は2020年の4月に育休から復帰する予定でしたが、コロナのため、保育園からは「可能な人は登園を自粛してもらえないか」と要請が……。
おそるおそる会社に打診してみると、快く育休の延期を了解してもらえました。
その後も何度か復帰が延ばし延ばしになり、結局復職したのは2020年9月。ちょうど息子が1歳になったタイミングでした。
迷惑をかけた職場に温かく迎え入れてもらえ、思わず涙
(※写真はイメージです)
復職のタイミングが何度も延期になったこともあり、職場に迷惑をかけたと心苦しい気持ちでいた私。
ですが、復帰後は直属の上司や同僚などが「おかえり! 大変なタイミングで育休だったね!」と温かく迎えてくれ、Zoomやメール、Teamsなどで色々な人が声をかけてくれました。
長らく自分の居場所だった職場に、また受け入れてもらえた嬉しさは格別でした。
また、コロナ中の育児でそれまでずっと気が張っていたためか、出産後涙もろくなっていた私は、復帰の当日思わず涙してしまい……。
ママ友との会話や、電車での人間観察にも癒されて
(※写真はイメージです)
コロナでしばらくはチームメンバーとフィジカルには会えませんでしたが、その分、オンラインで気軽に会話できるツールや働き方が整っていて驚きました。
復職後の業務もすぐにキャッチアップすることができて、このチームで働ける自分はラッキーだなと日々感じています。
今後、働いていく中で他のメンバーが産休や育休をとった時は、自分も積極的にサポートしようと思っています。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。