不動産情報メディアなどを展開するAlbaLink（東京都江東区）が、「実家の片付けで困った物」に関する調査を実施。その結果をランキング形式で公開しています。
調査は2025年1月28日から2月6日、実家の片付けをしたことがある人を対象にインターネットで行われました。計500人（女性325人／男性175人）から有効回答を得ています。
2位は「捨てる決断ができない」もの
全回答者に「片付けをしたきっかけ」を聞いたところ、最も多かったのが「自分が実家を出る」（32.2％）でした。次いで「家族の死去」（22.4％）、「親が希望した」（8.6％）という結果になりました。一人暮らしの開始や、親・祖父母の死去など、大きな生活の変化が実家の片付けのきっかけとなっていることがうかがえます。
「実家の片付けをした際に最も困った物」について質問したところ、3位は「衣類」（11.4％）でした。回答者からは「ゴミ袋を大量に消費する。まだ着られるのにゴミとして捨てるのはもったいない気がする。でも売りに行くのは面倒」（20代女性）、「大量の着物」（40代女性）、「『タンス』『風呂敷』『段ボール』とさまざまな形で収納されているため、ひと部屋片付いたと思うと別の場所からまた出てきて、終わりが見えなかった」（40代男性）といった声が寄せられたとのことです。
2位には「思い出の品」（31.0％）がランクイン。「写真は二度と手に入らない物。かといって取っておくのは場所を取るので困りました。結局今でも捨てずに手元にあります」（40代女性）、「思い出の品。特に子ども時代の『文集』『写真』『部活のユニフォーム』などは、捨てる決断がなかなかできませんでした。感情が入り込むと作業が進まず、思い出に浸ってしまうことも多かったです。最終的には、スペースを考えながら必要な物だけを残しました」（50代男性）といったコメントがあったということです。
そして、1位は「大型家具」（37.0％）でした。「子どもの頃に使っていた勉強机と椅子。古い物なのでかなり重たく、2階の部屋から降ろす作業が危険だと思いました。また3人分の机があり、量が多かったからです」（20代女性）、「本棚、ベッド。物が大きいので運び出すのに苦労しました。また売れる物でもないので、料金を払って捨てるしかありませんでした」（30代男性）、「タンス2つ。大型家具なのでフリマには出しにくいですし、掲示板アプリに無料で出品しても引き取り手が見つかりませんでした。結局自治体の粗大ゴミ回収を利用しました」（40代男性）などの回答が集まったとのことです。
調査結果を受け、同社は「実家の片付けで困る物としては、『大きな物』『思い出が詰まった物』『量が多い物』があります。大きな家具家電や大量の衣類・食器などがため込まれている可能性がある家では、いざ片付けをするときになって困らないように、物の量を把握しておくのがおすすめです」とコメントを寄せています。
オトナンサー編集部
