資生堂が展開するメイクアップブランド「inoui(インウイ)」から、ブランド復活後初となるカラーメイクアップアイテムが2月21日より満を持して登場します。今回の新作は、どれも透明感のあるカラーで肌に溶け込むアイテムばかり……!
発売に先駆けてメディア向けに開催された体験会に参加し、新商品をチェックしてきました。
■2024SSは個性の魅力を引き出す透け感カラーが満載!
inouiが2024年春夏の新作として発表したのは、カラーメイクとベースメイクの全28アイテム。どのアイテムも生まれ持った骨格やパーツ、個性を美しく魅せる質感を採用し、自分らしさを引き立てるラインアップとなりました。
まず気になったのは、ブランド初となるカラーメイク。自然なのに存在感がある目もと、口もとを実現するアイテムのキーとなるのは“透け感のあるカラー”と“照度コントロール”。生まれ持つ色と溶け合うことで個性を高め、さらに光の層を重ねることで自然な陰影がつき、生まれ持ったフォルムをさらに美しく引き立てる技術がたっぷりと詰まっています。
■光をコントロールして陰影や骨格を引き立てるアイシャドウ
5つのカラーを盛り込んだアイシャドウパレットは、光をコントロールし印象的な目もとを演出。リッチなオイルで粉末をコーティングしているので、しっとりと肌に溶け込み、繊細なグラデーションまで際立たせ、生まれ持ったまぶたの形を引き立てます。
カラー展開はナチュラルなベージュの01とグレイッシュなブラウンの02、鮮やかさのあるオレンジブラウンの03にモーヴブラウンの04の4色展開。4月21日には、クールホワイトの05とウォームブラウンの06も登場し、パーソナルカラーに捉われず、なりたい印象からカラーを選ぶことができます。
一見使いこなすのは難しそうと思った05ですが、肌にのせてみると光をまといながら溶け込み、締め色のグレーにはブラウン要素も含まれ、白浮きすることなく馴染んでいきました。
■透明感爆誕! チーク一つでハイライトいらず
内側から溢れ出る血色感を再現したチークは、ハイライトまでつけたように光を集め、肌を照らし出すことで立体感を引き出します。実際に腕につけてみると、肌に溶け込むように馴染んで広がり、透明感のある仕上がりに。
カラー展開はいずれもナチュラルなカラーになっており、ピンク系の01、レッド系の02、ベージュ系の03の全3色。どのカラーもパウダーとは思えない繊細な輝きとツヤを放つので、その仕上がりにうっとり……。
■リップはぷるんとした血色のある唇を演出
「インウイ リップ」は、光の反射をコントロールして唇の中心を明るく照らし出し、本来のぷるんとした弾力とツヤのある唇の美しさを際立てます。薄膜ベースでシアーな発色が自然に血色感を演出。さらに、うるおいを与えるケア成分を配合し、縦じわの目立ちを防ぎながら艶やかな仕上がりが長時間持続します。
カラー展開は全6色。ローズ系の01にコーラルブラウンの02、ヌーディーなレッドの03とヌーディーベージュの04、コーラルピンクの05、ピンクベージュ系の06といずれも肌馴染みが良く、思わず複数買いしたくなるカラーバリエーションです。
■アッシュカラーを採用したマスカラ
セパレート・ロング・カールと理想のまつ毛を叶える「インウイ マスカラ」はウォータープルーフ処方のコームタイプのマスカラです。まつ毛にツヤをコーティングして光を集め、1本1本の曲線を際立たせます。
ブラックとブラウンと思いきや、透明感の高いアッシュカラーを採用することで、自まつ毛の色を透かして生かし、目もとを自然に際立たせるのが特徴のひとつです。カラー展開はアッシュグレーの01とアッシュブラウンの02の2色展開。カールや色落ちを防ぎ、美しい曲線が長時間持続とマスカラに求める要素がたっぷりと詰まっていました。
■素肌と一体化する みずみずしいツヤ肌がかなうベースメイク
カラーメイクと同日に発売するベースメイクはリキッドファンデーションと化粧下地の2種類。自分が持つ色や質感を消すのではなく引き立てて、骨格を活かし、肌を作らずに光を透過するといった独自の“ヒューマン&コントゥアリング技術”を採用。肌の内外から放つ光が、その人らしい顔立ちを引き出す設計になっているのだそうです。
「インウイ リキッドファンデーション」は、ひと塗りで内側から発光したような血色感とみずみずしいツヤ肌へと導いてくれるファンデーションです。テクスチャーは軽やかで、自分の肌のトーンに合わせるかのようにスーッと馴染んでいきます。
実際に一番明るい00から02のスウォッチを見てみると、どのカラーも肌に溶け込んでいき、自然なツヤ肌に仕上がりました。明るさが異なるはずなのに、いずれのカラーも浮かないのが不思議……。フィット力もありテカリやヨレを防ぎ、さらにうるおいケア成分が70%配合と肌にうるおいを与えてくれます。
一方、化粧下地の「インウイ フィックスプライマー」は、ほんのりとピンクがかったサラッとしたテクスチャーで、毛穴・凹凸を目立たせず、滑らかなツヤ肌を演出。ファンデーションのつきや持ちを高め、肌と一体化したようなフィット感を叶えます。
実際に塗ってみると、自然なトーンアップと透明感を持ち合わせていて、ファンデーションなしでも良いほどの均一なツヤ肌に仕上がりました。
ベースメイクアイテムはどちらもSPF50+・PA++++と最高値のUVカット効果を備えているので、紫外線の強くなる春先にピッタリ! UVカット効果が高いものにありがちな“きしみ”も感じることなく、心地良い使用感で紫外線対策をかなえるアイテムです。
昨年9月に復活したinouiから新たにカラーメイクアップアイテムが発売されるということで気になっている人も多いはず。どのアイテムのどのカラーもスッと溶け込み、個性を引き立ててくれるので、自分らしい自分に出会うことができます。気になる人は実際に店頭で触れてみて、この春のメイクに取り入れてみては?