11月15日は「かまぼこの日」です。かまぼこやちくわなどの製造業者による全国組織「日本かまぼこ協会」によって制定されました。正月のようなおめでたい時期に食べられることが多いかまぼこですが、どのような栄養素が含まれているのでしょうか。管理栄養士の桜井このさんに教えていただきました。
高タンパクで低脂質
Q.かまぼこには、どのような栄養素が含まれているのでしょうか。
桜井さん「白身魚のすり身が主な原材料であるかまぼこは、高タンパクで低脂質・低糖質が特徴の加工品です。原材料の魚にも含まれるDHA・EPAなど、動脈硬化などを防ぐ効果のある栄養素が含まれていますね。他には、骨の生成に不可欠なカルシウム、神経系の改善に役立つナイアシンなども含まれています」
Q.かまぼこの栄養素を効率的に摂取する方法はありますか。
桜井さん「そもそも、かまぼこは加工品のため、生鮮食品のように調理法によって栄養が逃げてしまうということは、あまり気にしなくても良いかと思います。火を通してもOKですし、生食も問題ありません。
味を付ける段階で塩分が含まれてしまうため、味付きのものは少し塩分が気になるかもしれませんね。味付きの中でも、チーズ入りのかまぼこはカルシウムをより多く摂取できるため、選ぶときのポイントにしても良いでしょう」
Q.かまぼこを食べるときの注意点について、教えてください。
桜井さん「かまぼこはヘルシーな食材ではあるのですが、先述のように一番気になる点は塩分です。食べる際は、塩分過多にならないようにしていただくと良いですね。調味料を加えるときは少な目にすることを心掛けると良いでしょう」
* * *
かまぼこは加工品の中でも高タンパクで低脂質、低糖質であり、優秀な食材だということがよく分かりました。塩分過多にならないように気を付け、日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
オトナンサー編集部