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「とんでもなく長い“海上橋”」計画が“格上げ”へ 長さダントツ日本一のスーパープロジェクト!? 離島と本土に“もう1本”実現なるか

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国交相も後押しする八代・天草架橋構想

 国土交通省と熊本県の関係自治体が2026年3月25日、第4回目となる「八代・天草シーラインに関する勉強会」を開催。今後は勉強会を「検討委員会」に格上げし、より踏み込んだ議論を進めていくとしています。

Large figure1 gallery16八代・天草シーラインのイメージ(画像:建設促進期成会)

 八代・天草シーラインは、熊本県八代市と天草上島(上天草市)との間を約9kmの海上橋で結ぶ構想です。2021年に県と国がそれぞれ「新広域道路交通計画」に構想路線として位置付けて以降、動きが活発化しており、2024年から「勉強会」という形で国土交通省、熊本県、八代市、上天草市が話し合いを行っています。

 天草地域はすでに、上島から「天草五橋」などを経由する「天草パールライン」によって、本土の宇土半島と橋づたいで結ばれています。三角、宇土、熊本といった“北向き”のルートに対し、八代・天草シーラインはかつて航路が存在した八代市との間を橋で結び、県南部に向いたルートをつくる構想です。八代だけでなく、水俣・芦北地域や人吉・球磨地域といった広域な連携を想定しています。

 具体的なルートは定まっていませんが、建設促進期成会では、約8.8kmとなる海上橋を想定し、その設計なども紹介しています。日本一長い橋は東京湾アクアライン「アクアブリッジ」の4384mですから、長さはその倍以上です。天草と八代のあいだは水深も10m前後と浅く、プレキャスト部材の多用で全体工程も短くできるとしています。

 このルートにより、天草(本渡)-八代(九州道八代IC)の所要時間は、120分が60分に短縮されるそう。勉強会では、天草地域が「県南・八代方面からの誘客が少ない」、八代地域も「天草地域からの誘客が弱い」と指摘していることが紹介されました。八代・天草シーラインの整備により、直線的な観光動線が「天草地域と県南地域を結ぶルートへ拡大し、広域観光圏を形成可能に」なるそうです。

 このほか、観光や産業などのポテンシャルや、生活や防災の観点からのメリットが話し合われました。

 今後は「検討委員会」にて、広域的な道路交通の分析や地勢調査を進め、概ねの起終点やルートを定めた基本方針案を策定するとしています。このことについては3月20日に木村熊本県知事の訪問を受けた金子国交相(熊本県球磨郡出身)も自身のXで発信。「官民あげての “地域の熱意 ”を受け止めながら『八代・天草シーライン』プロジェクトの推進に取り組んで参ります」としています。

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