ポーランドに続き2例目の輸出か?
K2「ブラックパンサー」輸出に向けた最終調整
韓国で軍用車両の製造を行っている現代(ヒョンデ)ロテムは2024年11月18日、ペルーと、K2「ブラックパンサー」主力戦車および装輪装甲車の輸出計画を推進する包括的協定を締結したと発表しました。
韓国軍のK2「ブラックパンサー」(画像:韓国国防省)。
現代ロテムとペールの軍需企業ホルヘ・サパタとの間で結ばれたこの協定は、ペルーがK2戦車とK808走行装輪装甲車を、陸軍近代化プログラムの一環として納入する正式契約に向けた準備段階のものになるとのことです。
なおこの協定は、ペルーのリマで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の場で、韓国のユン・ソク・ヨル大統領とペルーのディナ・ボラウエルテ大統領の間で合意したものとなります。
K2戦車の輸出が正式実現すればポーランドに続き2例目となり、南米としては初の輸出相手国です。同車両は、ペルー軍が現在運用している旧ソ連製T-55やフランス製のAMX-13/105軽戦車を置き換えることになります。