外出先で娘とパニックに陥った出来事を描いた漫画がSNS上で話題となっています。ある日、スーパーに母親と2歳の娘で買い物へ。そこで、母親がカゴを戻すため目を離した一瞬のすきに、娘が手指消毒用のスプレーを噴射し、顔にかかってしまい…という内容で「子どもは目が離せませんね」「うちも気を付けます」「かわいそうだけどかわいい」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
カゴを戻している一瞬の出来事で…
この漫画を描いたのは、漫画家の田辺ヒカリ(ペンネーム)さんです。インスタグラムでは、2歳の娘と5匹の猫のエッセー漫画を中心に発表しています。
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
田辺さん「自戒の念を込めて描きました」
Q.娘さんは普段から、自分でスプレーをしているのでしょうか。
田辺さん「自分でやりたがることもありましたが、まだ手が小さいので思うようにできず、普段は私が娘の手にかけてあげて、自分でゴシゴシしていました。このときはスーパーの出入り口で私がカゴを戻している一瞬の出来事で、娘が触った途端に消毒液が噴射してしまいました」
Q.この後、痛みは残りませんでしたか。
田辺さん「幸い、すぐにケロッとして、見た目もどうもありませんでした」
Q.その後、スプレーを怖がるなどの影響はあったのでしょうか。
田辺さん「『シュッシュが目に入った、痛かった』と1カ月くらい言っていました。よほど懲りたのか、何でも自分でやりたがる娘が消毒スプレーは私に任せるようになりました」
Q.娘さんには、どのように言い聞かせましたか。
田辺さん「『シュッシュは目に入ったら危ないから、お母さんがする』と言い聞かせて、娘も納得しています」
Q.今回の出来事の教訓は。
田辺さん「子どもは一瞬で、そして、思わぬ行動力を見せることがあると改めて考えました。スーパーなどの消毒スプレーはちょうど小さな子どもの目の高さにあることが多いので、保護者が気を付けてあげないと…と思っています」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
田辺さん「子どもさんの目に入って結膜炎になったり、自分が子どもの頃に目に入って、とても痛かった思い出がある方など、同じような経験をした方が多くいらっしゃいました。今は消毒液がどこにでもあるのが日常になりましたので、気を付けて事前に危険を回避したいですね」
オトナンサー編集部