これも一つの「慰霊」の形
実際に戦時中に使用された蒸気機関車も参加
タイ国政府観光庁は2024年12月1日、公式X(旧Twitter)に「リバークワイブリッジウィーク2024」の模様を動画で公開しました。
リバークワイブリッジウィーク2024の様子(画像:タイ国政府観光庁公式X)。
これは、第2次世界大戦中に旧日本軍が連合国軍の捕虜や近隣諸国からの労務者などを動員して建設した、泰緬鉄道の「クワイ川鉄橋」で毎年開催される慰霊祭です。同鉄橋の建設に際しては多くの人命が犠牲となっており、その犠牲者たちに捧げられる式典という位置づけです。
開催期間は2024年11月28日から12月8日で、さらに期間中の19時からは「ライト&サウンドショー」が催されます。これは、打ち上げ花火やライトアップによる彩られた鉄橋を、実際に戦時中に使用されてたC56形蒸気機関車(C5615)が通過するというものです。
ちなみに、クワイ川鉄橋は映画『戦場にかける橋』の舞台であり、タイ政府は同鉄橋を含めた鉄道沿線の観光地化を推進してきました。