映画「君が落とした青空」に出演する女優の横田真悠さん。同作は、高校生の実結(福本莉子さん)と修弥(松田元太さん)は、「毎月1日は何があっても必ず一緒に映画を見に行く」という約束をしています。ある日、修弥と会うため、実結は待ち合わせ場所に向かうも、目の前で修弥が交通事故に遭ってしまい、突然の事故にパニックになった実結が目を覚ますと、事故当日の朝で…同名小説の映画化です。横田さんは実結と修弥の同級生・トモカ役で出演します。
オトナンサー編集部では、横田さんに単独インタビューを実施。原作の感想や役と似ているところなどについて聞きました。
応援されにくいライバル役
Q.原作は読まれていますか。
横田さん(以下敬称略)「読んだのが昔だったので、読み直しました。トモカは原作とは異なるキャラクターとして描かれているので、そこまで原作を気にせずに演じました」
Q.台本はいかがでしたか。
横田「最初に読んだときは泣きました。修弥と実結の本当はこうだったんだ、タイムリープがなかったら、違う終わり方をしたんだろうなと思って感動しました。トモカの行動は面白いなと思っていて、見てくださる方々から、ただの邪魔をするライバルと思われたら悲しいので、そう見えないように演じました」
Q.トモカと似ているところはありましたか。
横田「行動力があることに関しては、似ているなと思いました。さすがに付き合っている相手の邪魔をしたりはしませんが(笑)好きになったら、ご飯に誘ったり、ストレートに好意を出すところは似ています。周りからすぐ分かってしまうと思います(笑)恋愛以外もフットワークは軽く、友達に誘われたら行くタイプです。今の時代的には難しいですが、コロナ前はそうしていました」
Q.役へのアプローチはどのようにしましたか。
横田「修弥のことが好きというのがメインです。行動するときに、実結の行動が変わるとトモカの行動も変わるので、実結の反応に対応できるよう気を付けていました」
Q.嫌な役に見えないよう、気を付けたことはありますか。
横田「ライバル役って応援されにくいと思いますが、それだけで終わりたくないと思って、最後にはトモカも素直に修弥が好きだったんだなと思ってもらえたらうれしいです。結局、実結と修弥が結ばれることが物語的にハッピーじゃないですか。ただ意地悪でしていたわけではなく、実結と同じ思いだったということが伝わるといいなと思いました。作品としては、分かりやすいライバルにした方がいいので複雑でした(笑)」
Q.今作での挑戦を教えてください。
横田「毎回、廊下で実結と会うのですが、最後は実結の目が力強くなっていて、そこは負けないようにしていました」
Q.メンタルは強いタイプですか。
横田「強くはないですね。エゴサーチして傷つくときは傷つきます。映画が公開したら、感想は見るようにしているので、SNSに感想を書いてほしいです」
Q.リフレッシュするために、していることはありますか。
横田「ドライブですね。当てもなく運転するのが好きです。今はそんなにできないので、おうちで映画を見たりしています」
映画「君が落とした青空」は2月18日から全国公開。
オトナンサー編集部