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ストーブやヒーター、ポットなど…冬はやけどの危険がいっぱい!家庭で注意すべきこととは⁉︎

マイナビウーマン

ライフ・美容

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寒い時期は、暖房器具はもちろん、ポットなどの電気機器、熱い食べ物などによるやけどに普段以上に注意が必要です。小児科医の森戸先生に、やけどの予防法と応急処置について教えてもらいました。

リスクの低い環境を整えることが大切

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(※画像はイメージです/PhotoAC)

こう寒くなると、あったかいものが恋しくなりますね。ストーブをつけたり、卓上コンロなどで鍋をしたり、ポットにお湯や温かいコーヒーなどを入れて保温したり、湯たんぽを使ったり……。ただ、小さな子供がいる場合は特にやけどに注意が必要です。

やけどは、化学的・物理的・電気的に生じる刺激によって皮膚やその下の組織に損傷が起こるケガを言います。医学用語だと「熱傷」です。

小さな子供は、ほんの少し目を離した時に思いがけない行動をとるもの。例えば、ストーブに触る、電気ポットのコードを引っ張って熱湯をかぶる、熱い食べ物をこぼす、といったことは、本当によくあることです。

子供の飲食物は少し冷ましてから与える、給湯温度を低めに設定する、熱い蒸気が出るポットや加湿器、炊飯器などは子供の手の届かない場所に置く、電気機器のコードを引っ張られないようにする(高い位置に設置する、こまめに抜く)などの工夫をしましょう。

何より、子供の行動に365日24時間ずっと目を光らせておくことのできる人はいませんから、リスクの低い環境を整えることがとても大切です。一度、消費者庁の「子どもを事故から守る!事故防止ポータル」にある「事故防止ハンドブック」を見ておいてください。

▼消費者庁:子どもを事故から守る!事故防止ポータル
「事故防止ハンドブック」

やけどをしたら流水で冷やして

それでも子供がやけどをしてしまったら、できるだけ急いで水道水などをかけ続けて20分ほど冷やしましょう。着衣部分をやけどした場合も、脱がせる時に皮膚がはがれたりすることがあるので、そのまま服の上から水をかけて冷やします。

このとき、凍らせた保冷剤で冷やそうとすると凍傷を引き起こすことがありますので使用しないでください。また、市販されている冷却ジェルシートなどもやけどの冷却には適していません。

やけどの程度が軽い場合は、しっかり冷やした後にワセリンなどの油脂性基剤の軟膏を塗って様子をみます。一方、やけどの程度が重い場合は、濡れたシーツなどをかけて皮膚科を受診します。やけどの範囲や深さが広く重症な場合は、救急車を呼びましょう。

医療機関では、やけどした部分を清潔に洗って、ワセリンやステロイドなどの軟膏を塗ったり処方したりします。やけどの程度がひどい場合は入院して、壊死した組織を取り除いたり、植皮したりという治療を行うことも。

なお、高温でなくても、44〜51度程度のものに一定時間触れ続けると「低温やけど」になることがあります。長時間、カイロや電気毛布、湯たんぽなどを使う場合は注意が必要ですね。お子さんはもちろん、大人の場合も気をつけてください。

低温やけどは、最初こそ痛みもなく皮膚にも変化はありませんが、7〜10日ほどが経ってから組織が壊死してくるのが特徴です。冷やしてもワセリンを塗っても効果はありませんから、必ず皮膚科を受診しましょう。

最後に、やけどした部分に紫外線が当たると色素沈着を起こして跡が残るので、当分は服やガーゼなどで覆っておいてくださいね。

参照)森戸やすみ『小児科医ママの子どもの病気とホームケアBOOK』(内外出版社)

(聞き手・構成:大西まお)





お話をお聞きしたドクター
小児科専門医/どうかん山こどもクリニック院長
森戸やすみ 先生

一般小児科、NICU(新生児特定集中治療室)などを経て、現在は東京都谷中のどうかん山こどもクリニック院長。医療者と非医療者の架け橋となる記事や本の発表に意欲的に取り組んでいる。『子育てはだいたいで大丈夫 小児科医ママが今伝えたいこと! 』(内外出版社)、『祖父母手帳』(日本文芸社)など著書、監修多数。

どうかん山こどもクリニック

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この記事の執筆者
大西まお


編集者・ライター。出版社にて雑誌・PR誌・書籍の編集をしたのち、独立。現在は、WEB記事のライティングおよび編集、書籍の編集をしている。主な担当書に、森戸やすみ 著『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』、名取宏 著『「ニセ医学」に騙されないために』など。特に子育て、教育、医療、エッセイなどの分野に関心がある。



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