ウクライナの無人水上艇が大進化？
ウクライナの無人水上艇がロシア軍のヘリを撃破か
ウクライナ保安庁（SBU）は2024年12月9日、無人水上艇「シーベビー」がクリミア半島のケルチ湾で、迎撃してきたロシア軍のヘリコプターや航空機、巡視艇と戦闘を行ったとする映像を公開しました。
ロシア軍のヘリコプター（画像：ロシア国防省）。
ウクライナ軍は、これまで「シーベビー」や「マグラV5」といった無人水上艇でロシア艦艇を攻撃し、大きな戦果をあげてきました。大きな被害を受けたロシア軍は、戦闘機やヘリコプターを出撃させてウクライナ軍の無人水上艇に対抗するようになっており、無人水上艇は空からの攻撃が脅威となっていました。
今回戦闘に投入された「シーベビー」には、自動照準機能を備えた大口径の機関銃が搭載されていたそうです。公開された映像では「シーベビー」がロシア軍のヘリコプターに銃撃を加えていることが確認できます。
SBUによると、ロシア軍のヘリコプターは大きな損傷を受け、現在は大規模な修理が必要になっているとのこと。ロシア軍の無線通信を傍受した結果、死傷者が発生したことも確認したとしています。
SBUは「ロシア軍のパイロットたちは自分たちをハンターだと考えており、簡単に狩りができることを期待していたが、無人艇が報復として発砲したため、彼ら自身が獲物となった」などと発表しています。
