十分な時間をかけて試験と調整を進めてきたそうです。
小田急から西武へ譲渡された8000形が自走
西武鉄道は2024年7月26日、小田急電鉄から授受されたサステナ車両「8000形」第1編成が、自走したと発表。公式YouTubeチャンネルで映像を公開しました。
小田急8000形(画像:写真AC)。
「サステナ車両」とは、西武鉄道独自の呼称で、定義他社から譲受したVVVFインバータ制御車両のことを指します。同社はすでに、小田急電鉄から8000形電車、東急電鉄から9000系電車をサステナ車両として譲受すると発表しており、8000形の第1編成は、2024年5月20日に小手指車両基地に到着していました。
今回の自走にあたっては、、安全上の問題などが発生しないよう、十分な時間をかけて試験と調整を進めてきたといいます。映像には、小手指駅を発車するシーンも収められています。今後、営業運転開始に向けた本格的な改修に入る予定です。
西武鉄道は、池袋線や新宿線といった本線系統には新型車両40000系、支線には「サステナ車両」を投入することで、2030年度までに車両のVVVF化100%を達成する方針。9000系は多摩川線・多摩湖線・秩父線・狭山線、8000形が国分寺線で運行される予定。2024年度以降、2029年度にかけて合計約100両が順次導入されます。