ささいなことでも、必ず褒めてくれる夫を描いた漫画がSNS上で話題となっています。昼に起きても「早起きで偉いね」、歯を磨いただけで「偉いね」など、いつも妻のことを褒めてくれる夫。自己肯定感の低い妻は「全然でしょ…」と否定ばかりしていましたが、肯定され続けたことで…という内容で「なんていい旦那さま」「ほっこりしました」「大事にされている証拠ですね！」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
マイナス思考の人に見てもらいたい
この漫画を描いたのは、にぃまる（ペンネーム）さん（20代）です。漫画家、イラストレーターとして活動しており、インスタグラムでは、夫との生活を描いたエッセー漫画を投稿しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
にぃまるさん「去年の2月ごろだったと思います。もともと、アニメや漫画が大好きで、それを制作してくれる作家さんたちにすごく憧れを抱いていたのですが、あまりにも憧れが強く、自分が制作する側にいけるだなんて思ったことがありませんでした。
しかし、たまたま職場の先輩が漫画家さんで、先輩といろいろ話すうちに『作品を生み出す側ってどんな感じなんだろう…私も人の心を動かす物語をつくり出したい！！』と思い始め、漫画を描き始めました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
にぃまるさん「仕事がすごく行き詰まっていた時期で、自分なんか…と思ってしまっていたと同時に、彼に言われた言葉を思い出したので描きました。なので、自分へのエールの意味も込めています（笑）そして、私みたいにマイナスに考えてしまう人に『絶対、あなたにもプラスなところあるはず！ 一緒にがんばろ！』というエールの気持ちも込めて」
Q.すてきな旦那さまですね。出会った当時から、こうだったのですか。
にぃまるさん「出会ったときから、考え方がはっきりとしていてポジティブな人でした。基本的に、マイナスに捉える前にプラスに考える人です。でも、自分の考えを押し付けたりしないので、そこの寄り添い方は本当に絶妙ですごいなあと」
Q.その後、にぃまるさんが旦那さまを褒めることも増えたのでしょうか。
にぃまるさん「意識的にはあまりないかも…でも、最近のわが家では、お互いを褒め合う文化が根付いてきているので自然と褒めたりはしているかも…？です」
Q.時には、夫婦げんかをすることもありますか。
にぃまるさん「大げんかはありませんが、家事やお金の使い方のこだわりどころが微妙に違うので、それに関して少し言い合いはしたりします。ただ、最終的には『まあいいか』で終わってしまうことがほとんどですね。次の日に持ち込むようなけんかはないです」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
にぃまるさん「共感の声が多かったです。同じようにネガティブな仲間がいっぱいいて、うれしかったと同時に『私の漫画を読めてよかった！』というコメントも頂きました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
にぃまるさん「物語を描くのが好きなので、今後もエッセーを描いていきたいです。旅行好きなので、旅行のリポートや文化財の紹介レポなど、土地や場所や物の魅力を発信できるリポートを描きたいです！ また、今年結婚したので、結婚の話も描きたい…やりたいことだらけですね（笑）」
オトナンサー編集部
