婚活情報サイト「オミカレ」を運営するオミカレ（東京都杉並区）が、「結婚にまつわるお金事情」に関する調査を実施。その結果を発表しました。
婚約指輪は不要、でも結婚指輪は…
調査は2024年6月11日から同月16日、同サイト会員（男女）を対象にウェブで実施。1092人から有効回答を得ています。
全回答者に「婚約指輪は必要だと思うか」について聞いたところ、「必要だと思う」と答えた人は全体の4分の1でした。男女別では、男性が21.4％、女性が26.7％という結果に。女性のみだと少し多く、「憧れがある」「記念・思い出になる」などの理由が寄せられたものの、約27％にとどまっています。
また、男性の40％が「相手の希望に合わせたい」と回答し、「自分は不要だと思っているが、相手が欲しいならかなえたい」「女性側の気持ち次第で贈りたい」などの理由が挙げられたということです。
なお、「不要だと思う」「どちらともいえない」と回答した多くが「費用」を懸念点に上げていることも明らかに。結婚指輪のデザインにこだわったり、新婚旅行をしたりするなど、「他のことに使いたい」という声が多いようです。“給料3カ月分”と相場を表現されることの多い婚約指輪ですが、令和の婚活者は必要としていない人が多いのかもしれません。
一方、「結婚指輪は必要だと思うか」について聞くと、「必要だと思う」と回答した人は全体の6割以上に。男女別では、男性が48.9％、女性が67.3％と、男性の方が「必要だと思う」と答えた割合は少ないものの、「相手の希望に合わせたい」と答えた男性は30.3％と多くなっています。
結婚指輪を必要だと思う理由としては、男女ともに「夫婦になった証」「ふたりの絆の証」など、”証”という言葉で表現する人が多く見受けられたということです。
一方、「不要だと思う」と回答した人は全体の5％程度という結果に。その理由の多くが「指輪をつけない・つけられない」でした。
なお、「婚約指輪は不要だと思う」と回答した人の50％以上が「結婚指輪を必要だと思う」と回答していることから、「婚約指輪はいらないけど、結婚指輪は必要」と思っている人が多いことがうかがえる結果となりました。
調査結果を受けて、同社は「自分自身の『欲しい』『したい』という気持ちも大切ですが、『”当たり前”が当たり前じゃなくなっていく』時代の中で、自分と結婚相手の両方が納得できる答えを見つけていくのも大切ですよね」とコメントを寄せています。
オトナンサー編集部
