婚活でよく話題になる「お会計問題」について描いた漫画「夫に聞く千円でいいよの謎」が、Instagramで900以上のいいねを集め話題となっています。
婚活アプリで出会った夫婦。妻は「なぜ食事をした後で、会計するときに『千円でいいよ』という男性がいるのだろう」と夫に尋ねました。すると夫は…。読者からは「これは永遠の課題だ!」「人によって意見が違うから難しいね」などの声が上がっています。
意外と賛同意見が多くびっくり
このマンガを描いたのは、無尾 緑さんです。Instagramとブログ、TikTokで作品を発表。またKindleで漫画作品を無料配信しています。無尾 緑さんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
無尾 緑さん「3年ほど前です。結婚して、何か趣味が欲しいなと思って始めました。以前からイラストを描いてみたかったのですが、なかなか続かず…。婚活についての文章に挿絵を描いて、Instagramにアップするところからスタートしました。今ではすっかり漫画制作が趣味になり、暇さえあれば描いています。また、漫画を通じて仲間がたくさんできたので、メッセージのやりとりをすることも楽しんでいます」
Q.このエピソードを漫画にした理由を教えてください。
無尾 緑さん「以前にこの内容をテキストで発表したところ、それに反響があったので漫画にしてみました。私は『千円もらう派』の男性の気持ちが純粋に分からなくて、夫の答えに驚いたので、『漫画にしたら、多くの人が私のように驚いてくれるかな』と思って描きました」
Q.婚活していたとき、「千円でいいよ」と言われたことは何回ぐらいありましたか。
無尾 緑さん「50人中で2人ですね。ちなみに割り勘が1人、その他の人たちには全て支払っていただきました」
Q.割り勘の場合は、どのような印象を持ちましたか。
無尾 緑さん「お会いする男性のほとんどが『おごり派』だったので、どうしても印象に残りました。『よし、次に行こう!』という感じでした」
Q.旦那さまの説明を聞いて、納得できましたか。
無尾 緑さん「納得しました」
Q.婚活中の人へ、アドバイスなどはありますか。
無尾 緑さん「おごり派、割り勘派、多く出してほしい派。それだけじゃなく、若い子がいい、身長が高い方がいいなど、皆さんそれぞれ欲があると思います。それを無視しない方が良いです。私がなぜ自分の欲望をセキララに描いているかというと、良い子ぶっても幸せになれないと伝えたいからです。
私は正直、自分のスペックは底辺です。それでも今、理想の夫と結婚して幸せになれたのは、理想を取捨選択して諦めなかったからだと思っています。
私の一番の理想には、『お相手の年収』がありました、その分どうでも良いところは妥協(私にとっては妥協ではありませんが)しました。結婚したい人は皆、私のまねをすれば幸せに結婚できるのでは、と思っています。こんな強欲なドン底女が結婚できたのですから」
Q.漫画「夫に聞く千円でいいよの謎」にどのようなコメントが寄せられましたか。
無尾 緑さん「もっとたたかれるものと思っていたので、意外と賛同意見が多くてびっくりしました。賛同のコメントには、そもそもおごりがいいという人、『で、いいよ』の言い方が嫌だという人の2パターンがありました。
批判コメントは、『女性が全てこう思っていると言い切るな』、『切る、とは何様だ。傲慢(ごうまん)ではないか』という内容でした。正直に申し上げて、『そこは漫画的に面白く描こうと思ったらそうなってしまって…。すみません』という感じです」
Q.創作活動で、今後取り組んでいきたいテーマはありますか。
無尾 緑さん「やはり男女関係のあれこれをセキララに描いていきたいですね。特に婚活の話題が好きなので、これからも描いていきたいです」
オトナンサー編集部