まだまだ変化する!?
まだまだ変化中
大崎駅(画像:写真AC)。
駅前再開発事業が目白押しで、利用者数ランキングでも上位に食い込んできたJR大崎駅。りんかい線や湘南新宿ラインのほか、相鉄直通線の起点となる駅であり、交通利便性は近年ますます高まっています。
大崎駅の再開発は東口からはじまり、西口でも1999年に「大崎駅西口地区まちづくり協議会」が設立され、大規模な開発がスタート。「ThinkPark Tower」「ウエストレジデンス大崎」「ダイワロイネットホテル」「大崎ウエストシティタワーズ」「NBF大崎ビル」「大崎ウィズシティ」などが次々と完成。平成初期の工場街の風景からは一変しています。
そして2017年に「大崎駅西口地区地区計画」の範囲が北へ拡大し、さらに再開発が進められることになりました。北は山手通りまで達するその「F地区」のうち、事業化に至っているのが「F南地区」です。
大崎駅西口を出ると、目の前に50年近い歴史を持つ商業ビル「ニュー大崎ビル」があります。現在進められている「F南地区」は、その1区画裏手にある約0.6ヘクタールの街区です。現在は低層住宅が密集しており、防災や都市機能強化の観点から再開発が進められることとなりました。
計画では、ここに高さ149m、地上37階建ての複合高層マンションが建設予定。1階に店舗や保育園、低層階に事務所などが入る計画で、集約化で余った土地は緑地や歩行者空間に割り当てられます。
事業化は2021年で、完成は2025年度の予定。街区は昨年に更地化し、現在はすでに基礎部分の工事が進められています。強いポテンシャルを見せる大崎駅の変化は、まだ数段階を残しているようです。