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家、職場、学校で「約束を守らない」大人・子供の心理状態とは?専門家が対抗策を伝授

マイナビウーマン

ライフ・美容

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「約束を守らない人」というのは大人でもいますが、もちろん子供でもよくあることです。低年齢のうちは喜んで約束を守ってくれていたのに、成長するにつれて次第に守れなくなることも。その時、どう接したら良いかわからなくなってしまいますね。約束を守る信頼関係の築き方について心理カウンセラーが解説します。

(文:臨床心理士・公認心理師 うららか相談室 梅村かおり

<年代別>子どもにとっての「約束」ってどんなもの?

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一口に「約束を守る」と言っても、その子の年齢によって背景や意味合いが変わってきます。まずは発達時期ごとに考えてみましょう。

未就学児(主に4歳以降)「約束の意味」を理解しきれていない

幼児の認知発達に伴う自我機能の変化では、生後3年目ごろにようやくお母さんとの分離に耐えられるようになり、自己・他者像が分化してきます。その後、4歳以降にようやく社会性が発達することで、思考も発達して相手と関係性があることに気付いていきます。

この段階では、子どもはまだ約束の意味を正しく理解しきれていないことが多く、約束を守ることの意味を大人がわかりやすく伝える必要があります。

小学校低学年(1~2年生)「守れたらほめる」が重要な時期

この時期は、子どもが自分の行動を自分の内面で調整することを知り、処理して自主的な活動へと移行する段階です。身体的には親から独立しているかのように見えますが、依然として親の影響力が強く、友達関係、先生との関係など、すべての社会・対人関係に及ぶことが多いようです。

約束の目的を考えるよりも、親や先生が言うことが正しいという認識を持ち、約束を守れたことをほめられることに達成感を覚える子どもも多いようです。また、自尊心と劣等感の折り合いをつけることに葛藤を覚える子どももいて、約束を守れたらほめることが重要な時期でもあります。

小学校中学年(3~4年生)「仲間の価値観」が親より優先されがちに

この時期には、同性・同年代の集団のなかでの連帯感を持つことが重要な発達課題の一つです。

仲間の価値観が親の価値観よりも優先されることも増えて、親は子供が言うことをきかなくなり、約束を守れなくなったと心配になりがちな時期かもしれません。

小学校高学年(5~6年生)「親とした約束」を守ることを重要視しなくなる

思春期前期を控えて、めざましく心身が発達する時期です。「自分」と「他人」に対する感覚が高まり内省を深めるので、人からの評価が気になる時期でもあります。

少数の友達と親密な関係を深めて、親との距離が以前より遠のいて、約束を守ることを重要視しない場合もあるかもしれません。この時期には、子どもを必要以上にコントロールしようとせずに、親子で程よい距離を保ち、本当に必要なことだけを約束するくらいに考えておくとよいでしょう。

<ケース別>約束を守らない子への対処法

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子どもの成長とともに約束の意味合いが変わってきますが、それでも日常生活を送る上で最低限の約束ごとは守ってほしいものです。ここからは「子どもに破られがちな約束」を例に、具体的にどのように対処していったらいいのかを解説します。

ケース1「片付けをしない」

約束しても、先の見通しが十分でない幼児の場合は、実際やってみたらハードルが高くて実行しきれないこともあります。

例えば「遊んだら片付けをする」などの約束が守れないようであれば、最初は親がまずお手本を見せましょう。具体的にやってみせて、真似させるのが効果的です。「おもちゃは一つ片づけたら一つ出す」など、ルールを子どもと話し合って決めるのもよいでしょう。

ケース2「食事を残し、席を立つ」

特に幼児の場合、約束はしたものの集中力や意欲の問題でダメになってしまうケースもあります。その場合は「約束したでしょ!」と言ってもなかなか難しいものです。

なかなか食べきれず、食事を中断しがちな子の場合はまず少量を用意して、足りなかったら増やすようにすると良いでしょう。
集中して食べることが難しい場合には、
・時計に印をつけてわかりやすく示す
・アラームを鳴らして終了時間が子どもにわかるようにする
なども効果的です。

ケース3「宿題をしない」

まだ学習の習慣が完全ではない低学年の子などでは、「宿題をする」といった約束が守られないことも多々あります。子どもがしたいことから先にするのはごく自然なことです。

毎日のルーティンに宿題をする時間を組み込むことで、日々繰り返して自然にリズムをつくれると良いですね。どうしても目先のことにつられてしまう時には、「先に終わらせるとたくさん遊べるよ」と声をかけて、見通しを持たせることも効果的です。

ケース4「視聴時間を守れない」

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テレビやDVD、そしてYoutubeなどの動画サイトは子どもにとって大変魅惑的で、「1回○分だけにする」などの約束をしても、なかなか守られないもの。そもそも時間を超えていても約束を破っている自覚すらないのかもしれません。

小学校低学年ぐらいの子どもはまだ時間の感覚が薄く、約束した制限時間を超えても気付きにくい場合が多いですね。子ども自身に時間の感覚を持たせるには、
・時計を使って具体的に示す
・タイマーを自分で押して主体的に取り組ませる
などの工夫が必要です。

ケース5「帰宅時間を守れない」

一人で外出することが増える中〜高学年になると、「友達と遊びに行ったら○時には帰宅する」という約束が守られなくなることも。その背景には、親よりも「仲間関係」を重視するようになっていることもあります。

親子で帰宅時間を約束しても守られず、「友達がまだ遊ぼうと言ったから」「友達の家ではもっと遅くまで遊べるから」などと反論されることもあるでしょう。
しかし、約束は親の一方的な押し付けではなく、子どもの安全を守るために必要なことでもあります。大事な約束ならば「ほかの家はどうであれ、我が家はこうする」と一貫した姿勢を見せましょう。

ケース6「スマホの使用ルールを守らない」

スマートフォンやゲーム機などについて、「使うのは1日○時間まで」などと約束しているご家庭も多いでしょう。同時に、子どもに破られがちな約束の代表格とも言えます。

約束守れないなら使用禁止!と言いたくなるところですが、だからといってスマホやゲーム機を取り上げるのは依存を強めることになり、かえって逆効果。厳しすぎる約束や制限を設けるのではなく、子ども自身が電子機器と「適切な関わり」ができるよう導くことが重要です。

睡眠時間が短くなって生活リズムが不規則になるようであれば、親が理由を説明して、子どもが自分で「使う時」「使わない時」を切り替えられる習慣作りを手伝ってあげましょう。例えば、長時間使用して夜更ししがちであれば「使うならリビングで」「○時以降はスイッチオフ」などと、場所や時刻で約束をするのもひとつです。

また、最近では習い事などで帰宅時間が遅く、遊ぶのが夜しかないという子も少なくないようです。その場合は、習い事をある程度整理するなどして子どもが好きなことをする時間を増やして心の余裕が持てるように調整するのも大人の役割の一つです。

約束を守れない子への「向き合い方・心構え6ヶ条」

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ここまで、約束をやぶられがちなケースについて具体的に解説してきました。年齢ごとや約束の種類、そして個々のお子さんの性質によって対応は変わってくるものの、どの年齢でもどんな約束でも共通して言えることがあります。向き合い方について、以下の6つにまとめてみました。

一、約束は一緒に決める
二、約束を守るメリットを伝える
三、約束を守れた時には、思い切りほめる
四、罰則は逆効果、避けるべし
五、約束を忘れても責めない
六、約束を守りやすい環境を作る

✅ 一、約束は一緒に決める
親が一方的にコントロールしようとすると、子どもは「認めてもらえない……」とますます反発してしまいます。子どもを主役にして、どの程度なら守れるのかを話し合いながらルールを決めましょう。

✅ 二、約束を守るメリットを伝える
なぜ約束することが必要なのかについて、子どもが納得して理解できるように、わかりやすい言葉でしっかりと伝えましょう。約束を守ったらどうなるか、また守らなかったらどうなるかについて話し合ことは、子どもの想像力を高める機会にもなります。

✅ 三、約束を守れた時には、思い切りほめる
約束を実行できたら「約束を守ってくれてありがとう」「忘れずにいてくれて嬉しい」「きっと出来ると思っていたよ」と伝えましょう。子どもの責任感を育てるきっかけとする良い機会になります。一方で、ご褒美で促し過ぎることは控えたほうがよいです。ほめてもらえたことと、お父さんお母さんの喜ぶ笑顔が子どもにとって一番のご褒美です。

✅ 四、罰則は逆効果、避けるべし
守れないのならば、ゲームはやらせない・おやつを食べさせない・遊びに行かせない、などの罰則でコントロールしようとすると、子どもは約束そのものを否定して嫌になってしまいます。その場の行動をコントロールするのではなく、本人が納得して理解できるよう導くことが重要です。

✅ 五、約束を忘れても責めない
忘れてしまうのは誰でもあります。大人が上手にその都度リマインドして子どもが思い出せるように手伝ってあげましょう。

✅ 六、約束を守りやすい環境を作る
約束をしたのだから守りなさい!と突き放すのではなく、約束を守りやすい環境を作ることも大事です。時間の約束にはアラームを使う、やるべきことの約束は紙に書いて目立つところ貼っておく、など、ツールを駆使して工夫できるといいですね。

パートナーや友人、同僚……「約束を守らない大人」はどう対処すべき?

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子どもの場合、発達の一環で約束を守りにくい時期があります。一方で大人になっても「約束を守らない人」もいます。夫や妻が約束を守らず家庭で困っている、約束を破ってばかりの友人に振り回されている、約束ごとを軽んじる同僚がいて仕事に支障が出つつある……など珍しくないようです。

そんな大人の「約束を守らない人」に対しては、どのような姿勢でいればいいのでしょうか。

約束をリマインドする

約束を守らない人の中は、悪気なく約束そのものを忘れてしまっているケースも少なくありません。忘れられてしまっては約束が守られるはずもないので、「なんで約束をやぶるの!」と責めたところで自分がつらくなるだけです。

面倒でも小刻みにリマインドし、お互いに了承して決めた約束だという事実を、その都度思い出させましょう。

期限を早めに設定する

約束が守られず、決定的な問題が起こることは避けたいもの。必ず出席してもらわなければならない集まりや、厳守すべき期限がある提出物など、終わってから約束を思い出させたところで「後の祭」となってしまいます。

ごくシンプルなことですが、時間の約束を守れない傾向のある人が相手の場合には、予め遅れる状況を見越して時間・期限を早めに伝えて、慌てずに対処できる工夫をするしかありません。先のリマインドもそうですが、「先手を打つこと」が約束を守らない人に振り回されないようにするためには重要なことです。

守られなさそうな約束はしない

約束するとそれを守ってもらえると期待しますが、そうでない場合には約束を破られた側が相当なストレスを抱えることになります。時には約束が守られなかった実害よりも、「裏切られた」という精神的な負担の方がダメージが大きいことも。

もし約束が守られないことが予測されるのであれば、守られそうなラインまで内容を引き下げるか、そもそも約束をしないのも手です。また、約束をしたとしても守られることは期待せず、あらかじめ「ダメだった時の逃げ道」となる別案を準備しておくようにすると、被害を最小限にできるでしょう。

まとめ

子どもが反抗して、親の言いなりにならないのは親離れの始まりで、成長の証でもあります。子どもは親の姿を良く見ています。まず親が子どもとの約束を守ることで見本をみせて、子どもが親に対する信頼感を持てるようになることが重要です。お互いのために交わした約束を覚えて守ろうとすることで、より絆が深まり、子どもの責任感が育つことにつながります。

親子間だけでなく、パートナーや友人同士の間で約束を作っても、状況によって条件が変わったり、守れないときもあります。そのような時には、本当に必要なことだけ約束して、計画通りの行動ではなくても、他の誰かに迷惑をかけていないのであれば許容することも時には必要です。

もし、お子さんやパートナーとの間で約束することに難しさを感じて関係が上手く保てなくなりそうな時には、迷わずに身近な人にサポートを求めてくださいね。

(文:うららか相談室 梅村かおり/構成:マイナビ子育て編集部)

※写真はイメージです

心理カウンセラーが解説「親子の心理学」シリーズの記事はこちら>>>





この記事の執筆者
臨床心理士・公認心理師
梅村かおり 先生

民間企業勤務後に大学院を修了、大学非常勤講師・スクールカウンセラー等を経て行政の相談機関、心療内科にてカウンセラーとして勤務。近年は全年代における発達障がいの当事者とその家族へのカウンセリング、また職場や家庭での人間関係の悩みや子育て・女性のうつに関する相談を多く受ける。

現在、うららか相談室にてビデオ・電話によるオンラインカウンセリングを受付中。

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