※このコラムは配信中のNetflixリアリティシリーズ「あいの里 シーズン2」エピソード1〜12までのネタバレを含んでいます。
■気を持たせる言動が上手い! 隠れ魔性の女・たみフル
あらゆる男性から恋の矢印を向けられている漫画家・たみフル(45)。おそらく実生活でも彼女はモテると思うんですが、なぜあいの里にわざわざ探しに来たのかが疑問です。
たみフルってナチュラルに男性に気を持たせるのが上手なんですよね。彼女が意図しているのかいないのかは分かりませんが、例えば自分に気がある元商社マン・マンハッタン(60)につなぎを借りたり、建設リフォーム業・マキオ(39)との会話では、「(男性には)グッとくるものがないとなー。例えばリアクションとか? 今のとか。やってくれたじゃん?」と、マキオの行動がグッとくるものだと暗に伝えたり。他にもシーズン1からのゲスト、アンチョビとの面談では「(頭をぶつけた時に)アンチョビさんがいたら助けてくれたんだろうな〜」「すぐ助けちゃいますね」「好きになっちゃいますね、それ」と、アンチョビ参加者だったら、ここで即「俺のこと好き?」と勘違いしてるやつですよね。
「俺のこと好きかも?」と思わせるような言動をさらっと混入させる。多分これ、以前参加しまくっていた合コンで身についたスキルなのでは? それに勘違いしたマンハッタンは撃沈。次に現れたのがマキオです。
■マキオの現実でテンションダウンした、たみフルのリアル
いつも時を共にし、他のメンバーを寄せ付けない勢いで2人の時間を重ねるマキオとたみフル。マキオのことが気になるモデル・ニノ(42)は付け入る隙が見つからず、アプローチする間もありません。
元気がなさそうなニノを見て、自分に気があると知らないマキオは「もっとアクティブに動いてってほしい! 諦めないで!」と、熱血コーチになった真矢みきのような指導をするのですが、間接的に「俺にもっとガンガンこいよ!」になってしまっているのが皮肉な絵面。
そして、ニノがガンガン行く間もなく、マキオはたみフルのために鐘を鳴らしにいくのです。
その直前で分かったのがマキオは中卒、1人でリフォーム業を行う自営で、働けなくなったら収入0になるという事実。
おそらく、たみフルはそれなりにモテてきて、合コン三昧などそこそこ遊んできたとなれば、男性の収入はかなりシビアに見て選んできているのでは? と予想。これは彼女のテンションを大きく下げる要因になったに違いありません。そして、「自分が鐘を鳴らしたくなるくらい大好きな人を見つけたい」と言っていましたが、そこまでのテンションには見えず、残念ながら次回、マキオも散ってしまいそうな予感です。てか、たみフルには性欲オバケの話はしないんですね? 彼にとってそこ大事なのでは?
■ギターが増殖し、ギタギタりんに進化した“新生ギタりん”
物事を白か黒かで判断してしまい、グレーの部分がない素直でまっすぐな性格ゆえ、ニノに好意を持った瞬間、一気に恋人かのような距離感でアプローチをしてしまった、音楽教室の先生・ギタりん(52)。
ニノの腕をつまみ、「右指と左指どっちが強いか」という、正解が難解すぎる力比べをはじめ、ベンチで寄り添ったり、「ニノの願いは全てかなえたいけど、お風呂は別個で入ろう。興奮したいから夜の生活」と、気持ちを自分に向けさせる行動というより、自分がしたいことの気持ちが先走っている感じ。
最終的に周囲から、「ギタりんのボディタッチがニノを不快にさせた」と指摘が入り、まさかの冷却期間を設けることに。
素直な人なので、指摘すればすぐに理解するのですが、常に0か100かなので、「もうニノには行かない」と宣言。
その後、禊を終えて帰ってきたギタりんは本体であるギターが2つに増殖。「ギタギタりん」として、おそらくギタりんは付属品で、2つのギターを壊さないと倒せないタイプの敵になって帰ってきました。その謝罪文は、そのままメロディをつけたら歌になりそうな曲の歌詞を彷彿とさせるポエムめいた独特の口語体。「I need you」と突然の英語が入り混じりった瞬間、元レスキューパイロット・隊長(48)も笑いが堪えられていませんでした。生まれ変わった新生ギタりんに期待です。
■ニノは即刻主戦場を変えてくれ!
ニノはマッチングアプリで出会った14歳下の男性に「忙しくなった」と1カ月でフラれたり、ここ最近は家で会うだけのデートしかしてない、と言っていましたが、相手が明らかに本気ではなさそう。おそらく某ヤリモクが多いアプリを使っているのでは? あのヤリモクの巣窟で本物の愛を見つけるのは、かなりの恋愛強者であることと、運の良さも必要になってくるので、即刻足を洗って別のアプリをインストールして欲しいです。
選んだ主戦場と、狙うターゲット層が悪すぎます。適正な恋愛市場で年齢の近い人を狙っていけば、裏表のない性格で見た目も美しいニノは爆モテできるはず!
マキオの性欲おばけ発言を聞いても引かずにむしろ恋をしてしまっているあたり、某アプリで感覚がバグっていないか心配です。どうかここ、あいの里で感覚を取り戻し、うまくいって欲しいものです。隊長! たのむ!
■イマジナリーピーナッツバターサンドという新境地
隊長に想いを寄せる秘書・あやかん(35)は、ニノの餃子に対抗して自分も料理でアピールしたいと、隊長が好きなピーナッツバターサンドを作ってプレゼント。しかしその中にピーナッツバターは挟まれていません。パン2枚を重ねただけのサンドイッチです。気軽にモノを買うことができないあいの里で、パン2枚で作ったイマジナリーピーナッツサンドという新境地を開拓したあやかん。
あやかんの気持ちを感じながら目を瞑り、サンドを頬張れば、きっとそこにピーナッツバターの味が広がってくるはず。あれは愛を試す踏み絵のようなサンドだったのです。しかし、愛伝わらず、隊長は丁重にあやかんにサンドを返品していました。無念。
■50代の恋愛ももっと燃え盛ってくれ!
専門商社経営・タナさん(52)というイケおじ投入からの年配層の恋模様が動き出したのも気になるところ。タナさんも日常生活で十分モテていそうですが、あいの里で恋をすることはできるのでしょうか?
そしてあのおいしそうなニノちゃん餃子のレシピが気になりすぎるので、ぜひ公開していただきたいところ!
最後にさとちゃんのご冥福をお祈りします。また次回。
(やまとなでし子)
Netflixリアリティシリーズ「あいの里 シーズン2」世界独占配信中
作品ページ:https://www.netflix.com/jp/title/81521365
あわせて読みたい記事 #あいの里考察 #ラブ デッドライン考察 #ラブ・イズ・ブラインド考察